トランプ米大統領が19日、ロシアのプーチン大統領と電話会談を開始した。トランプ氏はウクライナでの停戦の確保を目指すが、ロシア側がそれを受け入れる兆しは見られない。

  トランプ氏が1月にホワイトハウスに復帰してから、公式に発表された両首脳の電話会談は今回が3度目となる。

   トランプ氏はまた、19日中にウクライナのゼレンスキー大統領や複数の北大西洋条約機構(NATO)諸国とも電話会談を行う意向を示しており、ウクライナのテレビ局1+1によれば、米ロ首脳電話会談に先立ち、トランプ氏とゼレンスキー氏は電話会談を行った。

  ウクライナおよび欧州の指導者らは、4年目に突入した戦争の和平交渉を実現させるための完全かつ無条件の停戦にプーチン氏が応じない場合、新たな対ロ制裁に踏み切るよう、トランプ氏に強く求めている。

  16日にはトルコで3年ぶりとなるウクライナとロシアの直接交渉が行われ、捕虜交換や停戦案を双方示すことで合意が成立した。

  ロシア大統領府のペスコフ報道官は19日、記者団に対し、「イスタンブールで行われた交渉を考慮すると、これは重要な電話会談だ」と語った。ロシアのインタファクス通信が報じた。

  事情に詳しい欧州当局者によれば、米当局者は非公式に欧州に対し、ロシアが態度を変えない場合、トランプ氏は共和党のリンゼー・グラム上院議員が準備した対ロ制裁案の進展を認めることを検討していると伝えた。また、トランプ氏はプーチン氏に対し、同制裁案の進展を阻止できないと伝える可能性もあるという。

  トランプ、プーチン両氏はいずれも首脳会談への意欲を表明しているが、これまでのところ具体的な計画は発表されていない。

 

原題:Trump Call With Putin Underway as US Seeks Ukraine Ceasefire (1)

(抜粋)

Share.