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2025/01/26 10:07 ウェザーニュース

この1週間に国内で観測された有感地震の回数は、前週よりも大幅に多い水準です。福島県会津の地震活動に伴うものが大半を占めています。震度3以上の地震は9回で、そのうち8回は福島県会津の地震でした。(1月20日〜26日10時の集計)

国内:福島県会津でM5.2 震源浅く強い揺れに
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福島県会津の地震

23日(木)2時49分頃、福島県会津を震源とするマグニチュード5.2、深さ4kmと推定される地震が発生しました。この地震で福島県檜枝岐村で最大震度5弱、福島県只見町、南会津町、栃木県日光市、那須塩原市、宇都宮市、群馬県沼田市、前橋市、渋川市、新潟県南魚沼市などで震度3の揺れを観測しています。

福島県会津を震源とする最大震度5弱以上の地震は詳しい記録が残る1919年以降では初めてで、マグニチュード5以上で尚且つ浅い震源の地震は1994年12月以来、約30年ぶりです。地震のメカニズムは横ずれ型と解析されています。

21日(火)頃から地震が増加
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今回の地震が発生した領域では21日(火)頃から地震が増えていて、22日(水)6時過ぎにはマグニチュード3.3、最大震度3の地震が発生しました。

マグニチュード5.2の地震の発生後は活動が活発になり、23日(木)だけで有感地震は43回を数え、震度3以上の地震は26日(日)10時までに6回起きています。(震度5弱の地震はのぞく)

今回の震源の西には火山である燧ヶ岳(ひうちがたけ)がありますが、火山活動との関連性を示すようなデータは現時点で得られていません。震度1未満の地震を含めた発生回数の推移を見ても、一般的な本震ー余震の経過を辿っています。

地震活動は徐々に落ち着いているものの、震源が5km前後と浅いため規模が小さい地震でも震央に近い檜枝岐村では揺れが大きくなります。積雪の多い地域ですので、地震が続くことによる雪崩の発生にも注意をしてください。

南海トラフ地震臨時情報 巨大地震注意の発表はなし

速報の段階ではマグニチュードが6.9と解析されて南海トラフ地震臨時情報の検討基準に達したため、南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会を開催し、南海トラフ巨大地震との関連があるかの調査が行われました。

解析の結果、地震の規模をより正確に把握できるモーメントマグニチュードは6.7に留まり、「巨大地震注意」の発表目安となる7.0に満たないことから、調査終了となっています。

ただ、政府の地震調査研究推進本部は南海トラフ巨大地震の今後30年の発生確率を、「70〜80%」から「80%程度」に評価を改めました。昨年8月や今回の日向灘地震の発生とは関係がなく、時間の経過に伴って確率が増加したことを反映したものです。

いずれにせよ南海トラフ巨大地震の発生リスクは高い状態が続いていると考えられ、日頃からの備えは欠かせません。

国内:日向灘の地震で震度3

6日(月)18時22分頃、日向灘を震源とするマグニチュード4.5、深さ30kmと推定される地震が発生しました。この地震で大分県佐伯市で最大震度3、宮崎県や大分県、高知県などで震度2の揺れを観測しています。

地震のメカニズムは東西方向に圧力軸を持つ逆断層型と解析されています。

日向灘では昨年8月のマグニチュード7.1の地震以降、地震活動が活発です。2023年8月から2024年7月までの1年間では震度3以上の地震が4回だったのに対し、2024年の8月から今年1月11日まででは7回発生しました。(マグニチュード7.1の本震をのぞく)

ここ3か月は連続して発生しており、しばらくは活動の活発な状態が続くとみられます。震度3〜4程度の地震はいつ起きてもおかしくありませんので注意が必要です。

世界:台湾でM6.0の地震
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世界のM4.5以上の地震(USGSホームページ引用/ウェザーニュース加工)

アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は1回発生しました。最も大きな地震は台湾で発生したマグニチュードは6.0です。

日本時間の21日(火)未明に台湾南部を震源とするマグニチュード6.0、深さ10kmと推定される地震が発生しました。(台湾当局の解析ではマグニチュード6.4)地震のメカニズムは西北西ー東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型と解析されています。

陸域が震源の浅い地震だったため震央付近では強い揺れに見舞われ、台湾の震度階級で最大6弱を観測しました。台湾の震度階級は日本と同じ10階級です。

台湾では昨年4月のように、沈み込むフィリピン海プレートとユーラシアプレートの境界で大きな地震がしばしば発生しています。今回はプレート境界よりも浅い所で起きていて、プレート同士のぶつかり合いによって活断層が活動したとみられます。阪神・淡路大震災を引き起こした兵庫県南部地震などと同じようなタイプです。

この地震では揺れが大きかった地域で建物の被害があり、怪我をした方も出ています。

世界:ニューヨークで珍しい地震

日本時間の5日(金)夜、ニューヨークに近いニュージャージー州を震源とするマグニチュード4.8、深さ約5kmと推定される地震が発生しました。地震メカニズムは横ずれ型と推定されています。

この地震ではニューヨークの中心部でも改正メルカリ震度階級でIVの揺れがあったとみられます。厳密に比較はできないものの、日本の震度階級では震度1〜2程度に相当する揺れです。

ニューヨーク周辺などアメリカ北東部は地震が比較的少なく、今回の震源から250km以内で発生したマグニチュード3以上の地震は1950年以降で40回に留まります。その中でも今回のマグニチュード4.8は最大です。

また、ニューヨークなどに揺れをもたらした地震としては2011年8月にバージニア州で発生したマグニチュード5.8の地震が知られています。

出典・参考
※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所(USGS)より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。

参考資料など

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