米アップルの人工知能(AI)部門で混乱が深まっている。音声アシスタント「Siri」のアップデートが当面延期となった。

  同社は昨年6月に紹介したSiriがユーザーの個人情報にアクセスして問い合わせに答えたり、アプリをより正確に制御したりする機能について、今後「1年以内」にリリースすると7日発表した。

  アップルはこの機能強化について、これまで正式な期限を定めていなかったが、今年4月に予定されている基本ソフト(OS)のアップデート「iOS 18.4」で実装されると当初みられていた。

  ブルームバーグ・ニュースは2月半ば、アップルがこの機能の開発を完了させるのに苦しんでおり、機能追加は少なくとも5月まで延期されそうだと報道。5月は「iOS 18.5」がリリース予定だ。

Apple Hosts Worldwide Developers Conference

アップル幹部

Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

  ただ、その後、アップルのエンジニアらはこのプロジェクトで発生した大量のバグの修正に追われている。関係者によると、修正作業はうまく進まず、これらの機能は早くても来年まで投入されない可能性があるという。

  ソフトウエア担当の最高責任者であるクレイグ・フェデリギ氏ら幹部は、個人的なテストにおいて、これらの機能が適切に動作していない、あるいは広告通りに動いていないという強い懸念を社内で表明していたという。

  社内情報だとして関係者が匿名を条件に語った。アップルの広報担当者はコメントを控えた。

Just to provide some visual context on the disconnect between Apple marketing and the reality of Apple AI. This TV ad for Apple Intelligence was released 5 months ago. It still cannot do what is shown here. https://t.co/uC2qmHaVpe

— Mark Gurman (@markgurman) March 2, 2025

原題:Apple Delays Siri Upgrade Indefinitely as AI Concerns Escalate (抜粋)

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