休園中の甲府市遊亀公園付属動物園で、飼育されているロバのモモちゃん(16)の毛がカラスにむしられ、腰のあたりが薄くなった。毛を巣の材料にするため、おとなしい性格のモモちゃんが狙われたとみられる。被害に気付いた飼育員が、近くにポニーの毛を置いたところ、被害は減少した。来年も同様にモモちゃんを守る対策をしていきたいとしている。(山岸愛花梨)
甲府市遊亀公園付属動物園のロバ・モモちゃん(18日、甲府市で)
同園によると、カラスがやってきたのは、3月末頃~4月上旬頃。毎年、主にポニーの毛を取っているというが、今年は、モモちゃんの飼育場所に近いカシの木に巣を作り、
執拗(しつよう)
に毛をつまんだという。
モモちゃんはおとなしい性格で、カラスを追い払うこともしなかった。モモちゃんと共にアメリカンミニチュアホースのボクちゃんも飼育されているが、気が強くすぐに動くため、モモちゃんに被害が集中したとみられる。
カラスにむしられ、毛が薄くなった 被害を見て、近くにあるポニー舎に、ブラッシングの際に出るポニーの冬毛を置いたところ、カラスが実際に毛を運んでいる様子も見られ、モモちゃんへの被害も減ったという。4月中旬になっても、モモちゃんの腰あたりの毛は薄くなってしまっている。 飼育員の藤波浩司さん(52)は、冬毛は軟らかく、卵がすべらず、保温性も高い良い巣材として持っていったのではないかと予想している。 同園によると、ポニーは5月以降、新しく完成したポニー舎に引っ越す予定。モモちゃんは来春も同じ場所に残る可能性があるという。藤波さんはカラスに対し「モモちゃんの毛が薄くなってしまうので、ほどほどにしてほしい」と話し、来年も飼育員たちでポニーの毛を置いてモモちゃんの毛を守りたいとしている。
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