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大規模なデモが続くフランス・パリの様子です。焼け焦げて落書きがしてある車や、ひっくり返っている車が街中にはそのまま残されています。そもそもデモはなぜ拡大したのでしょうか。さらに、イタリアでも若者らが警察と衝突するなど、ヨーロッパ各地に影響が広がっています。
イタリアでも衝突
こじ開けられたドアから、顔を覆った暴徒がなだれ込みます。

イタリア・ミラノ
アパレル店では服を何枚も手にして逃げる姿や、スーパーマーケットでは棚を倒したり、消火器をまくなど店内を破壊したうえ、商品を手に堂々と店を出る姿も見られました。
18日、イタリア北部、ミラノの広場周辺にフードをかぶった若者ら約2000人が集まり、店舗の窓ガラスを割るなどして、略奪行為に及びました。
警察は催涙ガスや放水などで応じ、これまでに200人以上を拘束し、その8割は未成年だとしています。
メローニ首相はSNSに非難の声を上げています。

メローニ首相 自身のSNS(18日投稿)
「デモを行うことは権利だが、我々の都市を焼き払うことは権利ではない」
ことの発端は生活費高騰などに抗議するデモ。その一部で、若者らが暴徒化したということです。

欧州各国でデモが相次ぐ
生活費などを巡るデモは今月、ヨーロッパ各地で発生し、ベルギーやポルトガルなどでは警察と激しく衝突するケースも見られました。
デモなぜ拡大
「あほたれ、マクロン。くそったれ、マクロン」

17日、全国で約55万人がデモに参加
17日、全国で約55万人がデモに参加したというフランス。
ヨーロッパ各地のデモに先駆け、9月下旬ごろから、高校生らが教育環境の改善を訴えてストライキを行うなど、抗議活動を行っていました。
ストライキに参加 生徒
「2000人の生徒に対して図書館の席が8つしかありません」
ストライキに参加 生徒
「ソーシャルワーカーもいません。トイレットペーパーすら手に入らない状況です」

なぜ大規模なデモに発展?
今回のデモは、元々「黄色いベスト運動」と呼ばれる、物価高に悩む一般市民がデモを予定していて、そこに高校生も加わる形となり、大規模なデモに発展したのです。
「僕たちは前進する、暴力はノーだ。僕たちは前進する、暴力はノーだ」
約2400人を逮捕・拘束

火をつけられたレストラン
しかし、事態はいつしかデモに乗じた放火や破壊行為に発展。街角にあったレストランは、黒ずくめの暴徒に襲撃されたうえ、火をつけられます。
暴徒らの声か、大きな歓声が上がるなか、立ち込める煙で辺りは真っ白になりました。

店を襲撃された オーナーの息子
店を襲撃された オーナーの息子
「午後は店を閉めていたんですが、母がまだ店にいた。その時、彼らが金属製のドアを無理やり開けて中に入ってきた。母は目の上を殴られけがをしたんです」
フランス中部、リモージュでは市庁舎が放火され、全焼。北部のリールでは、破壊された店舗の中で多くの人が略奪する様子が見られ、パリのスーパーマーケットは荒らされています。

フランス マクロン大統領
フランス マクロン大統領
「破壊した人はその代償を払わなくてはなりません。略奪した人は奪ったものを戻さなくてはなりません。共和国を打ち倒そうとした人はその報いが待っています」
フランスでは約2400人が逮捕・拘束され、警察や憲兵ら1000人以上が負傷しました。
(2026年10月19日放送分より)
