24、25日に営まれる世界遺産・闘雞神社(和歌山県田辺市東陽)の例大祭「田辺祭」で、舞を奉納する「舞姫」が稽古を重ねている。
田辺祭は460年以上続くとされる。県無形民俗文化財に指定されており、紀州三大祭りの一つにも数えられている。
舞姫は、24日の江川漁港での潮垢離(しおごり)神事や、25日早朝から神社で営む暁の祭典で「神楽浦安の舞」を奉納する。
今年の舞姫を務めるのは、小学生から一般までの13人。「檜扇(ひおうぎ)」や、鈴が付いた「剣先鈴」を手に、ゆっくり穏やかに動作をそろえて舞う。神職の長澤理華さん(63)に指導を受けながら、5月中旬から神社に集まって稽古を続けてきた。
田辺第三小学校3年の木村汐里さん(8)は、母親が舞姫として舞っている姿を見て、今年初めて参加した。「練習は楽しい。お祭りの日は、お母さんみたいに上手に踊れたらいいなと思う」と意気込んだ。
田辺中学校2年の下向彩巴さん(13)は、同市中芳養の芳養八幡神社でも巫女(みこ)として舞を奉納している。「田辺祭の舞は、足の運び方や体の使い方が違って難しい。教わったことを、芳養八幡神社のお祭りにも生かしたい」と話した。
神島高校2年の岡﨑美月さん(16)は、舞姫を務めて今年で11年目。暁の祭典では1人で舞を奉納する。「自分らしく、平和を願って穏やかな舞を奉納したい」と笑みを見せた。
