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セイノーグループの地区宅便は6月16日、千葉市緑区大野台にある第1・第2ロジスティックスセンターで、新たに導入したROMSの自動倉庫「Nano-Stream(ナノ・ストリーム)」を稼働させ、始動セレモニーを開いた。7月に本格稼働する予定。

<自動倉庫「Nano-Stream」のデモンストレーション>

20260616tiktak5 - 地区宅便/千葉市の物流センターでROMSの自動倉庫が稼働、保管3倍、人手は4分の1に

天井近くまで設置した自動倉庫

「Nano-Stream」は棚とクレーンを使い、AGVが作業者の居るステーションにコンテナを運んでくるGTP(Goods-to-Person)方式の自動倉庫で、狭小スペースから設置できるのが特長。

地区宅便ではこれまで天井高が約5mある倉庫に高さ2mの保管棚を並べ、人が入出庫やピッキングのため台車を持って歩き回っていた。

これを高さ4.7m、設置面積約200m2(12段、2880コンテナ)の自動倉庫を導入することで、「平面運用」から「立体保管」へ転換。保管効率は約3倍に上がり、人手は4分の1に減らせる。

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地区宅便の河合社長

地区宅便の河合秀治社長は始動にあたり、「これまで棚の上に3mも空きがあったが、天井近くまで荷物を預かれるようになった。人手不足が深刻化し、採用が難しくなる中、省人化も図れる。自動倉庫によってすべての作業で人が不要になるわけではなく、うまく既存のオペレーションと組み合わせていきたい」と語る。

地区宅便ではポストイン配送、小荷物配送を軸に、企業の販促物や商品を届ける事業を行っており、近年は特にEC拡大を背景に、扱う商品の小口化と多様化が進んでいる。

ラストワンマイルの配達だけでなく保管、仕分け、出荷準備まで全体を効率化することが課題だった。「Nano-Stream」は小型設計のため、地区宅便が扱う小荷物との相性が良かったという。

地区宅便としては、まずは今回導入した「Nano-Stream」を使いこなせるよう取り組み、自動倉庫のさらなる面積拡張や、他の倉庫への展開も視野に入れる。

いま自前で仕分けや出荷を行っている、小規模なEC事業者などの業務を引き受けていきたいとしている。

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ROMSの前野社長

セレモニーにはROMSの前野洋介社長も出席し、地区宅便の関係者に向けて「設計、製造から保守やメンテナンスまで行うメーカーとしては、納入して終わりではなく、入れてからが始まり。『もっとこうできないか』『ここが使いにくい』など率直に伝えてほしい。この自動倉庫があって当たり前の存在になるまで改善に伴走する」と呼び掛けた。

■地区宅便のNano-Stream仕様
本体寸法:L11m×W19m×H4.7m
設置面積:約200m2
保管量:2880コンテナ
段数:12段
ステーション数:4ステーション
ロボット(AGV):12台
クレーン:4台

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