洋上風力発電
2026.06.15
英国のSofia洋上風力発電所で全100基の風力タービン設置完了
出典:RWE
2026年6月11日、RWEはイギリス沖の北海で建設している「Sofia Offshore Wind Farm」で全100基の風力タービン設置が完了したと発表しました。
Siemens Gamesa製の14MW風力タービン「SG 14-222 DD」設置作業をおこなったのは、Cadelerの2,600トン吊りSEP起重機船「Wind Peak」。RWEのプレスリリースによると、全100基の風力タービン設置が完了したのは6月10日。最初の1基目は2025年3月に設置がおこなわれており、14MW風力タービン100基の設置に要した期間はおよそ15ヶ月(100基 ÷ 15ヶ月 = 約7基/月)。SEP起重機船「Wind Peak」は1度に6基分の風力タービン部材を自船に積載して輸送・設置を実施。
設置した14MW風力タービン「SG 14-222 DD」はブレード長さ108m(1枚当たり重量約57トン)、ローター直径222m、最高部の高さ252m。地組したタワー部材は高さ116m、重量846トン。


6基分の風力タービン部材を自船に積載、設置エリアへ向かうSEP起重機船「Wind Peak」
出典:Sofia Offshore Wind Farm
「Sofia Offshore Wind Farm」は、RWEによってイングランド ノース・イーストの海岸から195km沖で建設が進められており、Siemens Gamesa製の14MW風力タービン「SG 14-222 DD」100基と洋上変電所1基を設置し、総発電容量は1,400MW。2026年内に運転開始予定。完全稼働すると、イギリスの一般的な家庭約120万世帯分に相当する電力を供給。
100基のうち50基にリサイクル可能なブレード150枚を採用
「Sofia Offshore Wind Farm」では、風力タービン100基のうち50基にリサイクル可能なブレード150枚を採用。
リサイクル可能なブレード150枚は、イギリスのハル(Hull)にあるSiemens Gamesaのブレード製造施設で製造しており、英国の洋上風力発電所における大規模導入は初めてだという。リサイクル可能なブレードには独自の樹脂を使用しているため、運用寿命終了時に各ブレードの構成材料を容易に分離することができるというのが大きな特長。分離した材料は車両部品、自転車ヘルメット、スーツケースなどの製品に再利用することで、価値の高いリサイクルを可能する。
関連 Sofia洋上風力で50基分150枚のリサイクル可能なブレード設置
SEP起重機船「Wind Peak」の概要
SEP起重機船「Wind Peak」
出典:Cadeler
Sofia Offshore Wind Farm

【動画】SEP起重機船「Wind Peak」による風力タービン設置作業
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