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2026年6月5日 18:24

【独自】「金銭的に…」阿蘇火口に墜落の遊覧ヘリ 引き上げできない事情

阿蘇火口内に墜落した遊覧ヘリ

今年1月、阿蘇中岳第一火口に墜落した遊覧ヘリ。いまだ火口の中に機体が取り残されていますが、引き上げは進展しないままです。ヘリの運航会社は「金銭的な事情」で引き上げが難航していることを明らかにしました。

今年1月20日。阿蘇中岳第一火口の斜面で大破した状態で発見された遊覧ヘリ。台湾からの観光客2人とパイロットが乗っていましたが、2次災害が懸念されるため救助は打ち切りに。

火口内に残ったままのヘリ。このような中、ことし4月。阿蘇市などで構成する防災協議会が新たな計画を示しました。火口付近に遠隔操作できる重機を持ち込み、「無人」の状態で機体を引き上げるというものです。しかし…。

(匠航空の関係者)
「無人の重機は技術・費用面で難しい。 実現に向けての話し合いが進んでいない」

こう明かしたのは、墜落したヘリを運航していた「匠航空」の関係者。環境省から機体の引き上げを要請されています。費用面の問題とは?

(匠航空の関係者)
「誰が発注するかといったらウチ。 大工事になりますよ」

無人重機の費用に加え、重機が通るための仮設道路の舗装など大規模な工事を発注する必要があり、莫大な費用がかかるため、金銭的に実現が難しいといいます。匠航空が改めて提案したのが、人が火口内に入り、墜落した機体にロープを括り付けて上空のヘリで引き上げる方法です。しかし、安全上に問題があるとして、防災協議会は先週この提案を却下しました。

(匠航空の関係者)
「そんな無茶なことを言うなら、莫大な費用を阿蘇市が負担してくれないか疑問に思う」

一方、阿蘇市は「機体の引き上げをするのはあくまでも匠航空の役目」という認識で、打開策は見えないままです。4日に梅雨入りした県内。雨により機体が滑り落ちることも懸念されます。墜落ヘリとともに気になるのが火口見学。阿蘇市は機体の引き上げが完了するまでは引き続き火口見学を中止する方針です。

最終更新日:2026年6月5日 18:57

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