
エボラウイルスの感染拡大が確認されたウガンダのカンパラで、全身を消毒される防護服姿の赤十字社職員(2026年5月26日撮影)。(c)Badru KATUMBA/AFP
【AFP=時事】コンゴ民主共和国と隣国ウガンダで、エボラ出血熱の感染疑い例が1100件以上に上っていると、アフリカ疾病予防管理センター(アフリカCDC)のジャン・カセヤ事務局長が5月31日、フィナンシャル・タイムズ紙への寄稿で明らかにした。
カセヤ氏によると、30日時点で両国で確認された感染者は263人。また感染が確認され死亡した人は43人。1100件以上の疑い例については現在も確認作業が進められている。アフリカCDCは28日、エボラ出血熱が原因とみられる死者は246人に上ると発表している。
カセヤ氏は「われわれは流行のスピードに合わせて行動しなければならない」とし、アフリカ諸国が外部の財政支援に依存している現状を批判した。
コンゴ、ウガンダ、南スーダンの保健相は最近、エボラウイルスの感染拡大に対処するため、3億1900万ドル(約510億円)規模の対応計画を採択した。
カセヤ氏は「その勢いを今こそ大陸全体に広げるべきだ」と述べ、今回のエボラ出血熱の流行を「アフリカCDCとアフリカ連合にとっての重大な試練」と表現した。また「この流行が最後ではない」とも付け加えた。
現在の感染拡大の原因であるブンディブギョ株のエボラウイルスに対する「承認されたワクチンや治療法」はなく、拡散を抑える努力は主に予防措置に依存している。
世界保健機関は先月、アフリカ・コンゴ民主共和国のエボラ出血熱について「公衆衛生上の緊急事態」に相当すると宣言した。流行の詳細な規模はまだ分かっていない。
【翻訳編集】AFPBB News
