サッカーのワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会は11日に開幕する。今大会日本代表に選ばれた26人のうち、神奈川県出身者は都道府県別で最多の8人。Jリーグ5クラブが県内で切磋琢磨(せっさたくま)するなど、育成環境や好プレーヤーを生み出す土壌が時間をかけて培われてきた。世界に挑む代表選手が育つ〝サッカー王国神奈川〟の秘密を探る。

J1川崎時代の板倉(左)と三好(資料写真)

 3年前に生田浄水場用地(川崎市多摩区)に総額33億円を投じて新設されたフロンターレアカデミーの一大拠点「Ankerフロンタウン生田」。約4万8千平方メートルの広大な敷地には人工芝のピッチ2面に最新のトレーニング設備、管理栄養士が調理した食事が取れる給食室など充実した施設が整う。将来のトップ昇格を夢見る金の卵たちが汗を流すグラウンドのそばにはアカデミーを経てプロ入りした歴代の選手たちの顔写真が誇らしげに掲げられている。

 2大会連続代表の板倉滉(アヤックス)と田中碧(リーズ)は川崎のジュニアチームからそのままトップ昇格するエリートコースを歩んできた。小学生時代に一時在籍した久保建英(レアル・ソシエダード)も含めれば県勢8選手のうち3人がフロンターレアカデミー出身と存在感が際立つ。

海外強豪クラブの映像を教材に

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