キーウ(CNN) ウクライナの首都キーウと中部の都市ドニプロが2日未明、ロシアの激しい攻撃を受けた。ウクライナ当局によると、この攻撃で少なくとも23人が死亡、100人以上が負傷した。
ウクライナの首都キーウで建物が損壊したのを受け、緊急対応要員が出動する様子=2日(Telegram/State Emergency Service of Ukraine)
死者23人のうち、7人はキーウで、16人はドニプロで死亡した。うち2人は子どもで、1人は待機中の消防士だった。
キーウでは住民4万1000人あまりが地下鉄の駅に避難した。夜間の空襲警報で地下鉄の駅に避難した人の数は、ここ数年で最多だったといい、今回の攻撃の規模の大きさを物語っていた。
軍によると、ウクライナに向けて600機以上のドローン(無人機)と極超音速ミサイルなどのミサイル数十発が発射され、民間インフラが被害を受けた。キーウでは医療施設5棟と複数の住宅や商業ビルが破壊されて火災が発生。車が燃えたりがれきが幼稚園に落下したりする被害が相次いだ。
国連報道官は2日、アントニオ・グテーレス事務総長がこの攻撃を「強く非難」したと発表。「民間人と民間施設に対する攻撃は国際人道法で禁止されており、直ちに停止しなければならない」と強調した。
ロシアは石油施設が連日のようにウクライナに攻撃されて燃料在庫が激減し、経済苦境が悪化したとして、大規模攻撃に出た。

ロシアのミサイルとドローンによる攻撃を受け、市街地の上空が爆発で照らされる様子=2日、キーウ/Gleb Garanich/Reuters
キーウでは2日、焼け焦げた車ががれきに埋まり、人々が散乱するがれきの間を縫って歩く光景が広がっていた。高齢の夫婦は窓が吹き飛ばされた住宅の跡地で残骸をかき分けていた。
大きな爆発で自宅の玄関が吹き飛ばされて目を覚ましたという男性は、「ものすごい威力だった。全てが自分たちの方へ飛んできた」「私は妻の身を恐れた。何もかも燃えていた」とCNNに語った。
