「手術しましょう、この街で。」

15年後もそう言えるように、山梨の外科医療を守りたい。

 

メスを使って病気を治療する「外科」を志す若い医師が、全国的に減少していることが深刻な課題となっています。

消化器外科に限って見ても、今後15年間で医師数が約40%減少するという試算もあり、山梨県でも外科医は年々減少しています。

 

 

いま、若手外科医が山梨にいながら、

高度化する医療の知識・技術を学べる環境が必要です。

 

山梨県には地域医療を支える仕組みがあり、現在、多くの若手医師が過疎地域での勤務にあたっています。しかし、これらの地域では、多種多様な手術や難度の高い手術を十分に経験できる教育環境が整っていません。

 

たとえば、腹腔鏡手術やロボット支援手術など、身体への負担が少ない「低侵襲手術」は、極めて高度な技術を必要とし、習得には時間が必要で豊富な経験が欠かせません。

 

現状、志ある若い外科医たちは、症例数の多い施設(例:国立がん研究センターなど)へ、自ら費用を負担して研修に出向く必要があり、過疎地域からはもちろん、山梨大学がある中心部からであってもアクセスにかかる時間や交通費の負担は大きく、一人前になるまでの高いハードルになっています。

 

外科医の技術向上を、若手医師の個人負担に頼らざるを得ない育成環境は、外科医減少に拍車をかけることにつながりかねません。

 

いま求められているのは、若い外科医が山梨にいながら安全に、そして確実に力を伸ばせる教育・研修体制の整備と強化です。

 

「地域で最先端の手術ができる未来」を実現し、守っていくためにご協力を賜りたく、本クラウドファンディングを立ち上げました。

 

この挑戦を通じて、山梨の方々を想い、研鑽に励む若手医師たちの姿を皆さまに知っていただく機会にもなればと願っています。どうか温かいご支援をよろしくお願いいたします。

 


Cadaver Surgical Training (CST)による
実臨床に近い環境での手術トレーニングの様子

 

山梨における外科医減少という課題

 

全国的な傾向と同様に、山梨県でも外科医は年々減少しています。すでに富士・東部医療圏(郡内)や峡南・峡東医療圏では、外科医の数が十分とは言えない状況です。

 

さらに今後は、甲府市や中央市を含む中北医療圏でも、外科医不足が深刻化することが予想されていま
す。

 

このままでは、県民の皆さまが「必要な時に、必要な手術を受けられない」そんな事態が現実のものとなりかねません。

 

外科医の減少という深刻な課題に直面する中、高度な研修体制の構築により若手医師を育成し、地域を支える安心の医療体制を、山梨県全体で実現する必要に迫られているのです。

 

 

現在の取り組みと、必要な次の一手

 

|消化器外科での取り組み

これまでの外科教育では、簡易モデルや動物を用いた研修も行ってきました。しかし、ヒトとの解剖学的な違いや倫理的な課題があり、実際の手術に近い環境での十分なトレーニングを行うことは容易ではありませんでした。

 

山梨大学医学部附属病院では、こうした課題を少しでも解決するため、富士吉田市立病院との間に遠隔手術支援システムを導入し、県内の病院で行われる難度の高い手術の教育や支援にも取り組んできました。

 


遠隔手術支援システムにより
オンラインで高難度手術の教育・支援を行う
※画像は一部加工しています

 

 

|各科での取り組み

 

消化器外科以外での取り組みについては、ぜひ、以下からクリックしてご覧ください。

 

各科で高度な研修体制の構築により若手医師を育成し、必要な時に必要な手術が受けられる安心の医療体制を、山梨県全体で実現しようとしています。

 

このほか、若手外科医育成の取り組みは、以下の診療科でも行っています。

 

歯科口腔外科/救急科/産婦人科/乳腺外科/小児外科

 

これからの外科医育成において重要なのは、安全性と教育効果を高いレベルで両立できる研修体制です。

 

たとえば消化器外科では、高度に進行した消化器がんに対する拡大手術や新しい術式が次々と登場しているように、どの科においても実践的なトレーニングを通じて最新の術式に対応し、独立して手術を行える実力の獲得が求められます。

 

研修をより充実させるとともに、山梨の若手外科医が“自己負担”なく学べる環境を整え、継続的に維持していく必要があります。

 

クラウドファンディングでご支援を募る理由

 

|若手外科医が“自己負担”なく、質の高い研修を受けられる環境を整えたい

 

私たちは、外科医育成のために、次のような研修機会を継続的に確保し、山梨で外科医を育てる基盤を強化したいと考えています。

 

・献体を用いた CST(Cadaver Surgical Training)

献体による手術手技研修。実際の手術に近い環境で、より安全に学べる研修です。(1回あたり約30万円×8診療科分=約240万円)

 

 

・シミュレーション実習

シミュレーターを使った治療実習。手技の流れや判断を習得する研修です。(1回あたり約10万円×8診療科分=約80万円)

 

 

・導入期におけるエキスパート外科医の招聘(安全性を担保しながらの技術移転)

高度な知識・技術・判断力を持つ熟練医師を招聘し、技術を学ぶ研修です。(1回あたり約10万円×8診療科分=約80万円)

 

 

・ハイボリュームセンター(High Volume Center)への見学

特定の疾患の治療や手術の症例数が非常に多い医療機関「ハイボリュームセンター」を訪れ、学ぶ研修です。(総額約100万円)

 

これらは、山梨県内の若手外科医たちが、確かな技術を身につけ、将来の地域医療を支えるために欠かせない取り組みです。

しかし、研修に必要な費用の多くは、参加する外科医の自己負担によって支えられてきました。若手医師の勤務環境や給与状況を考えると、これは決して小さな負担ではありません。

 

この状況が続けば、外科医不足はさらに深刻化し、山梨で高度医療を継続することが難しくなってしまいます。

 

だからこそ私たちは、持続可能な高度医療研修制度の構築を目指し、クラウドファンディングを立ち上げました。ご理解とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

 

< 目標金額 >

1,000万円

 

< 資金使途 >

・若手外科医育成に要する費用(研修費用、講師謝金、CST経費、消耗品費等)

(その他、事務費やクラウドファンディング手数料)

 

※事業期間は2030年3月31日までの4年間として計画しており、研修に必要な費用は総額2,000万円となります。

※本クラウドファンディングはAll in方式で実施します。募集期間終了時点のご寄附総額に応じて、それぞれの取り組みへの配分を決定し、場合によっては実施内容の規模の調整(たとえば開催回数の調整や、支援対象者の人数の調整)を行い、いただいたご寄附をもとに外科医育成を目指します。

 

山梨で働く、若手外科医より

 

技術を身につけ、成長し続けることが不可欠

 

 

山梨大学医学部外科学講座第1教室 医員(医師8年目)

岡 泰州

 

私は山梨県で生まれ育ち、現在も県内で消化器外科医として診療に携わっています。手術だけではなく、周術期管理や抗がん剤治療まで一貫して患者さんに寄り添える外科医に憧れ、この道を選びました。

 

近年、腹腔鏡手術やロボット支援手術など低侵襲手術が普及し、患者さんの負担は減る一方、外科医にはより高度で専門的な技術が求められています。山梨県は医療資源が限られた地域も多く、「必要な時に必要な手術を受けられる体制」を守るためには、県内で若手外科医が確かな技術を身につけ、成長し続けることが不可欠です。

 

皆さまからのご支援を、安心して手術を受けられる地域医療の継続・発展につなげることができるよう、日々精進して参ります。どうか温かいご支援をよろしくお願いいたします。

 

安全な医療は個人の努力だけでなく、指導や環境に支えられている

 

 

山梨大学医学部外科学講座第1教室 シニアレジデント(医師5年目)

木村 聡志

 

手術を受けるとき、「この先生に任せて大丈夫だろうか」と不安に感じると思いませんか。その不安を少しでも減らすために、外科医は長い時間をかけて学び、経験を積んでいきます。

私自身、医学生時代に出会った外科の先生方が命と真摯に向き合う姿に憧れ、外科医を志しました。愛知県から山梨大学に進学し、湘南・会津で研修を行った後、現在は第二の故郷である山梨に戻り、医師5年目の外科レジデントとして修練を続けています。日々の診療を通じて、安全な医療は個人の努力だけでなく、指導や環境に支えられて成り立っていることを実感しています。

 

将来、外科医の減少が懸念される中、若手外科医が安心して学べる環境を守ることは、これから手術を受ける方や、そのご家族に極めて大事なことだと思っています。

 

皆さまの温かいお気持ちを力に変え、山梨の医療を支える外科医へと成長していきます。どうかご支援をよろしくお願いいたします。

 

地元山梨の皆さまが、いざという時に安心して手術を受けられるために

 

 

山梨大学 心臓血管・呼吸器・小児外科 臨床助教

茂原 倖志

 

山梨大学を卒業し7年目となります。地元山梨の地域医療に貢献したいという思いで呼吸器外科医としての道を歩んでいます。

山梨の外科医療は、限られた医療資源の中でも各施設が連携し県全体で患者さんを支える体制が築かれております。しかしながら、高齢化やがん治療の進歩に伴いより高度で安全な手術と周術期管理が求められています。

 

山梨の外科医療の質をさらに高めていくためには、これから担う私たち若手医師が確かな手術技術と新たな知識や臨床研究に基づいた医療を学び続けることが不可欠です。若手外科医が十分な研鑽を積み、将来にわたり山梨で質の高い手術医療を提供し続けられる体制を築くことは「地域の皆さまがいざという時に安心して手術を受けられる医療」を守ることにつながります。

 

山梨の外科医療の未来を共に支えていただくために、皆さまの温かいご支援を心よりお願い申し上げます。

 

山梨大学医学部外科系 プロジェクトメンバーより

 

温かいご支援が、山梨の外科医療の未来を支える力となります

 

 

山梨大学医学部 消化器外科(第一外科)診療科長

市川 大輔

近年、消化器外科をはじめとする外科系診療科について、体力的のみならず精神的な負担が大きいとの印象から志望する若手医師が少なく、将来にわたり安定した医療提供体制を維持していくことが大きな課題となっています。

 

一方で、外科医療は急速に高度化しており、安全で質の高い医療を提供し続けるためには、若手医師が新たな知識と技術を学ぶ機会を確保することが不可欠です。

 

この度、山梨県の外科医療の未来を守り、地域の皆さんに安心して外科医療を受けていただける体制を築くために、これまで若手医師個人の負担に頼ることの多かった新たな技術の導入や、若手外科医師の育成を支援することを目的として、本プロジェクトを立ち上げました。

 

皆さまの温かいご支援が、山梨の外科医療の未来を支える大きな力となります。何卒ご理解とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

 

質の高い医療を安定して提供していくための人材育成が大きな課題

 

山梨大学医学部 心臓血管外科 診療科長

中島博之

外科医療は、患者さんの命に直接関わる極めて重要な分野であり、一つひとつの判断と技術がそのまま生死を左右する責任の重い領域です。近年、医療技術の高度化が進む中で、こうした外科医療にはより高度な知識と専門性が求められるようになっています。

しかしながら、地方においては高度な修練機会の確保が十分とは言えず、将来にわたり質の高い医療を安定して提供していくための人材育成が大きな課題となっています。山梨県においても、私たち第二外科の担当する心臓血管外科、呼吸器外科、小児外科といった命に直結する分野において、専門性の高い外科医の育成が急務となっています。

本プロジェクトでは、これらの領域において、山梨県内にいながら高度な修練を受けることができる環境を整備し、専門性の高い外科医の育成を推進してまいります。これにより、県外へ出ることなく技術と経験を積み、地域に根ざした医療人材の確保と定着を目指します。

このたび、山梨県の外科医療の未来を守り、地域の皆さまに安心して医療を受けていただける体制を築くため、本プロジェクトを立ち上げました。

皆さまの温かいご支援が、山梨の外科医療の未来を支える大きな力となります。何卒ご理解とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

 

山梨県の若手外科医のサポーターになってください

 

山梨大学医学部 整形外科 診療科長

波呂 浩孝

山梨県の安心・安全な外科医療を未来へつなぐために|
外科医療は、命を守り、痛みや障害を改善し、日常生活を取り戻すために欠かせない医療です。整形外科、脳神経外科、泌尿器科、耳鼻咽喉科・頭頸部外科、眼科、形成外科など、多くの外科系診療科が地域医療を支えています。山梨県においても、安心して手術を受けられる医療体制を守るためには、若手外科医の育成が急務です。

山梨大学で進めている取り組み|
山梨大学では、従来の手術現場で学ぶ研修に加え、シミュレーションを活用した実技トレーニング、手術症例の豊富な施設での研修・見学、高度な技術を持つ外科医による直接指導などを通じて、若手医師の技術向上に力を入れています。

ご支援が地域医療の力になります|
皆さまのご支援は、若手外科医の成長を支え、山梨県全体の外科医療の質の向上につながります。それは、県民の皆さまが将来にわたり、安心して質の高い外科医療を受けられる環境を守ることでもあります。

山梨県の未来の外科医療を支えるために、どうか温かいご支援をお願いいたします。皆さまとともに、地域の安心・安全な医療を次の世代へつないでいきたいと考えています。

 

 

税制上の優遇措置について

山梨大学へのご寄附については、税制上の優遇措置が受けられます。

 

領収書の発行日は、原則としてREADYFOR株式会社より山梨大学に寄附金が入金される2026年10月9日を予定しております。その後領収書を発行・郵送し、皆さまのお手元に届くのは、2026年11〜12月を予定しております。

 

<個人の皆さま>

■所得税(所得控除)

寄附金額が年間2,000円を超える分について、所得控除を受けることができます。  

 

寄附金額 – 2,000円 = 所得控除額 

(控除対象となる寄附金の上限額は、当該年分の総所得金額の40%です)

 

■住民税

本学を「寄附金税額控除対象法人等」として指定している都道府県・市区町村にお住まいの寄附者の皆さまは、所得控除に加えて、翌年の個人住民税が軽減されます。控除対象の地方自治体については、以下の通りです。

 

【山梨大学への寄附金を条例で指定している自治体】

・山梨県・甲府市、富士吉田市、都留市、山梨市、大月市、韮崎市、南アルプス市、北杜市、甲斐市、笛吹市、上野原市、甲州市、中央市、市川三郷町、早川町、身延町、南部町、富士川町、昭和町、道志村、西桂町、忍野村、山中湖村、鳴沢村、富士河口湖町、小菅村、丹波山村

 

なお、この制度は都道府県・市町村がそれぞれの条例で寄附控除の対象を指定するものですので、詳細については、お住まいの都道府県市町村に直接お問合せください。

 

 (寄附金額 – 2,000円) × 4~10% = 住民税控除額

(控除対象となる寄附金の上限額は、当該年分の総所得金額の30%です)  

 

※上記の計算式の4~10%について 

・都道府県が指定した寄附金は4% 

・市区町村が指定した寄附金は6% 

(都道府県と市区町村双方が指定した寄附金の場合は10%)

 

<法人様>

寄附金の全額を損金算入することができます。

 

プロジェクトに関するご留意事項

 

・ご寄附の前に、利用規約を必ずご一読ください。
・ご寄附確定後の返金やキャンセルは、ご対応致しかねますので、何卒ご了承ください。
・ご寄附完了後のお届け先の変更はできません、お間違いのないようご注意ください。
・ご寄附完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合がございます。あらかじめご承知おきください。
・ご寄附に関するご質問はこちらをご覧ください。

・本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するギフトの条件詳細については、こちらのページの「●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。

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