ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.06.01 14:49
<3>ドイツ国防相、カナダ潜水艦事業の受注に向けカナダ訪問
カナダの歴代最大防衛産業契約である「カナダ査察潜水艦事業(CPSP)」受注のためにドイツ国防相がカナダを訪問した。ディフェンスニュースはピストリウス独国防相がカナダで開かれたCANSEC防衛産業博覧会に出席し「ドイツTKMSが提案した潜水艦を購入すればドイツが強固な支援軍になる」という政治的メッセージと商業的メッセージを同時に伝達したと報じた。CPSPは韓国ワンチーム(ハンファオーシャン・HD現代重工業)がドイツ・ノルウェー212CDチームと競合している。最終結果は6月末に出る予定だ。
ピストリウス国防相はカナダのマクギンティ国防相とともにカナダ製エンジンを搭載した仏独合作ヘリコプターの前で、TKMS社の212CD型潜水艦を積極的にアピールした。その後、カナダ国際問題研究所(CGAI)が主催した対談で、ピストリウス国防相は「カナダが212CDを選択することは、両国経済の緊密な統合に向けた大西洋横断協力の道を一貫して持続可能な形で追求することを意味する」と述べた。
歴史的にドイツは武器の輸出に慎重な態度を維持し、政治指導者は意図的に商業的な防衛装備品の販売から距離を置いてきた。このためピストリウス国防相の発言は慣例から見て異例なほど直接的であり、これまでの基調が変化していることを示している。
ピストリウス国防相のカナダ訪問は国防相として3年間で3度目となる。ピストリウス国防相は投資パッケージ、政府間支持、詳細な経済数値を持ってきたという。これはドイツの伝統的な接近方式よりフランスの国家支援武器輸出モデルを強く連想する戦略だ。
今年3月、ドイツとノルウェーは最大12隻の212CD型潜水艦の導入に向けた共同入札書を提出した。ピストリウス国防相は公の場で、TKMSとドイツ政府が依頼したモデリング結果を基に、この潜水艦の導入がカナダの国内総生産(GDP)に860億カナダドル(約9兆9230億円))の経済効果をもたらし、総経済生産高は1670億カナダドルに達し、契約期間中に65万人以上の雇用創出効果を生み出すと言及した。
ドイツ・ノルウェーの共同提案は韓国の最大の強みである「2035年までに潜水艦4隻引き渡し」という約束に対抗するため、ドイツの発注分を再配分して2036年までにカナダに4隻を提供するというものだ。
ドイツは北大西洋条約機構(NATO)北部戦線における艦隊の相互運用性を主張している。ドイツとノルウェーは212CD級潜水艦を運用する予定であり、ここにカナダが加わればNATOは計24隻の212CD級潜水艦を保有することになる。
チェ・ヒョンホ/ミリドム代表/軍事コラムニスト
【ミリタリーブリーフィング】「ウクライナ戦争のノウハウ買う」…韓国防衛産業を脅かす日本ドローンの勝負(1)
