4min2026.6.3

ハワイのインフレ、カナダで就活、オーストラリアの交通機関

Photo: Getty Images

Photo: Getty Images

Text by COURRiER Japon

「EXPAT by COURRiER Japon 海外で暮らしてみたら」は、世界各地に暮らす日本人がリアルな情報を発信するプラットフォームです。5月に掲載された投稿のなかから、注目の記事5本をご紹介します。

「手軽な楽園」から手の届かない存在へ

ハワイからはSaekoさんがインフレ事情について書いています。日本でも、値上げが続いていますが、Saekoさんは、「この島が米国の縮図でもあり、世界の観光地の縮図でもある」といいます。週末にハレイワを訪れたSaekoさんは、まず値段の変化に驚きます。

「そのままハレイワの町に移動して、ガーリックシュリンプの定番、『ジョバンニズ(Giovanni’s) 』へ。定番のシュリンプ・スキャンピは、1プレートが17ドル。その昔は確か13ドルくらいだったのに、ぐんぐんと値上がり、それなのに心なしか、エビは小振りになり、山盛りでいつも残してしまっていた2スクープのライスも普通に食べ切れる量になっていました」

さらに、以前は無料だった駐車場もいまでは有料に。







「ハワイで暮らしていると、こういう小さな出費の積み重ねが、じわじわ生活を圧迫してくるのです。目を見張る値上がり幅のガソリンをはじめ、卵や野菜などの食料なども全部、気がついたらちょっとずつ値段が上がっていて、米国全体に流れているインフレと不況の波が、楽園と呼ばれるこの島にも確実に届いているのを実感します。むしろ離島だからこそ、輸入頼みのこの土地は影響を受けやすく、不安を感じるこの頃です」

日本人にとって、すっかり贅沢な旅行先となってしまったハワイ。私たちが気軽に楽園を楽しめるようになる日は再びくるのでしょうか。

カナダでウケる履歴書の書き方

カナダからは、Aiさんが同国での就活について説明しています。紹介しているのは、ブリティッシュコロンビア州の公的な就労支援サービス「WorkBC」。

「レジュメ(履歴書)作成や面接対策、キャリア相談、スキルアップのためのトレーニングなど、幅広い支援を無料で受けることができ、移民や若者、障がいのある方など、さまざまな背景の人が安心して利用できるサービスです。まさに日本でいうハローワークのような機関なのです」

今回、Aiさんは履歴書の書き方講座に参加しました。



「まず私が驚いたのは、ワークショップ参加者の多様さです。老若男女問わずそこには仕事を探したいという人の前向きな姿勢しかありません。私のお隣にいたのはご高齢のご婦人で、配られた資料の文字が小さすぎて見えないわと私に話しかけてきました。すごい……!! 日本では考えられないクラスルームの光景でした。日本で履歴書の年齢や性別欄が削除されはじめたのは、そんなに古い話ではないのではないでしょうか」

記事では、Aiさんが講座で学んだポイントも紹介されています。

オーストラリアでは公共交通料金が無料!?

オーストラリア在住の加藤伸美さんは、現地の交通事情を紹介しています。

メルボルンのあるビクトリア州では、米国がイランを攻撃した直後からのガソリン代の高騰を受けて、2026年3月末から1ヵ月間の公共交通運賃の無料化が発表されたといいます。

さらに、4月中旬に発生した州南西部の石油精製所での大規模火災の影響で、供給量が60%も減り、ガソリンスタンドではガソリンが不足。路上駐車中の車からガソリンが盗まれる事件も相次いで発生。その結果、5月31日まで運賃無料が延長され、2027年1月1日まで半額運賃(通常の大人1日パスは11.40豪ドル)が続くことが発表されたとのこと。




「今回の措置は州の緊急生活費支援策で、2日間という異例の速さで閣議決定・施行されたそうです。もちろん、日本とオーストラリアでは社会や政治のシステムが違います。とくに今回は、州営交通機関のもとで、ICカードも政府が管理するマイキー(myki)カードのみが使われていたため、運輸省に運賃課金の停止を命じる行政命令を出すだけで、すぐに無料化が実現したそうです」

死海が小さくなっている

イスラエル在住の福島真由子さんは、旅行で訪れた死海についてレポートしています。

体が浮くことで知られる死海ですが、1960年代から死海は縮小しているのだと福島さんは書きます。

「(参考記事によれば)毎年1メートルも水面が低下し続けている……! 水位減少を食い止められなかったら、いずれ死海は消えてしまうんでしょうか? イスラエルだけでなく、東岸のヨルダンと共同で対策しなければならないわけですが、戦争の関係でそれも難しい、と……」

また水位低下の関係で、死海では陥没が頻発しているのだとか。



「それまでは塩水が張ってあったところから水が引き、周囲の山から地下水=淡水が入ってくると、残された地中の塩が真水で溶け、地下に空洞ができてしまうというわけです」

 

オススメのプレミアム記事


courrier


旅をした街の話題を身近に感じるように、
クーリエを読むと”あなたの世界”が広がります。







abj

ABJマークは、当サイトの電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第10371029号)です。
ABJマークの詳細、ABJマークを掲示しているサービスの一覧はこちらをご覧ください。→ https://aebs.or.jp/

本サイトの利用者には、本サイトの利用規約が適用されます

© KODANSHA LTD. ALL RIGHTS RESERVED.

























クーリエ・ジャポン


クーリエ・ジャポンの
最新ニュースをお届けします



カスタムスプラッシュスクリーン画像




Share.