北中米W杯に向けて、日本代表は着々と準備を進めている。2度のW杯に出場し、現在は祖国ブラジルでプロクラブのCEOを務める三都主アレサンドロ(45歳)に、現役時代に対戦、共闘した森保一監督やコーチ陣の秘話、現日本代表の印象について聞いた。〈NumberWebインタビュー/全3回〉

 森保一監督がワールドカップ(W杯)へ招集した26人について、現在はブラジルでプロクラブのCEOを務める元日本代表MF三都主アレサンドロの率直な意見を聞いた。

三都主が選ぶオランダ戦のスタメン

――まず日本代表のメンバー選出については、ボランチ守田英正の落選が話題になりました。

「とてもクレバーで、高い技術を持ち、攻守両面で貢献する素晴らしい選手。でも、故障で欠場しているうちに他の選手が驚異的な台頭を示した。彼の力が落ちたわけでは全くないんだけど、仕方がないかな」

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――グループステージ(GS)最初のオランダ戦の先発メンバーをどう予想しますか。

「先発GKは、反射神経と状況判断が素晴らしく、安定感も抜群の鈴木彩艶。第2GKは、去年のJリーグでの大活躍を評価して早川友基かな。でも、大迫敬介も鈴木、早川と遜色がない。この3人の誰が出ても、全く不安はない。日本のGKのレベルアップは顕著だね。

 3バックは体調が万全なら、右から冨安健洋、板倉滉、伊藤洋輝(アイスランド戦でも長時間この3バックだった)。それぞれの控えが、渡辺剛、谷口彰悟、鈴木淳之介かな。瀬古歩夢は、右サイドと中央のバックアッパー。CBも、レベルアップが著しい。冨安や板倉が故障で欠場していた間も、代わりに出た選手が素晴らしいプレーをして、全く穴を感じさせなかった」

――左右のウイングバックはどうでしょうか?

「W杯アジア予選やその後の強化試合では、主に右は堂安律、左は中村敬斗がプレーしたわけだけど、オランダ戦では右に守備力が特長の菅原由勢を起用することが考えられる。左は中村が先発して、後半に前田大然か長友佑都を投入するんじゃないかな」

――ボランチの2人は?

「佐野海舟が急成長している。でも、経験とリーダーシップを買って、体調さえ万全なら遠藤航に先発を任せたい。より攻撃的なボランチは、鎌田大地。それぞれの控えが佐野、田中碧だね」

賛否両論、ベテラン長友の存在価値

――そして、両シャドー。左の三笘薫が故障で招集外となり、その代役に誰を起用するか。

「僕は、三笘の代わりに堂安を使ってほしいと思っていた」

――というと?

【次ページ】 W杯本番の戦い方を展望すると

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