
上海の味「あぐー焼きまんじゅう」は自家製の唐辛子みそとニンニクで味変を楽しめる。手前左は日替わりの小鉢とスープ
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公開日:2026年5月29日 10:28更新日:2026年5月29日 10:31
[胃心地いいね](881) 黄記老吉生煎包(ラウジスンジェンバウ) 名護市東江3の22の6
「上海の味を沖縄の人にも知ってほしい」。沖縄にルーツがあり、上海で生まれた金城潔美(かねしろきよみ)さん(44)と夫の趙晴初(ジャオチンチュー)さん(49)、料理人の黄翔(ファンシアン)さん(53)の3人が名護市で「黄記老吉生煎包(ファンジーラウジスンジェンバウ)」を始めた。5月中旬にオープンさせたばかりだ。

上海の味「あぐー焼きまんじゅう」は自家製の唐辛子みそとニンニクで味変を楽しめる。手前左は日替わりの小鉢とスープ
看板メニューは上海の屋台で昔から庶民に愛されている「生煎包」(焼きまんじゅう)。鉄板でプレスして底面をカリカリに。箸でまんじゅうのような皮を破り、口に運ぶと豚の肉汁がジュワーっと広がる。趙さんは「穴を開けた皮の中に黒酢を入れて食べるのが一番」と上海流をお薦めする。

笑顔で店内に立つ(左から)料理人の黄翔さんと、店主の趙晴初さん、金城潔美さん夫妻=22日、名護市東江
黄さんはオープンに合わせ今年2月に上海から来沖した。実家は祖父の代から焼きまんじゅうの店を構えていた。黄さん自身も約20年の経験を持つ大ベテラン。たっぷりの肉汁を生み出すためには「皮凍(ピードン)」と呼ばれる豚の皮を4~5時間ほど煮詰めたゼリー状のコラーゲンが欠かせない。
小籠包の皮と違い、まんじゅうの皮は発酵させる必要がある。沖縄と上海の湿度や温度の違いもあり、きれいに焼けるようになるまで約3カ月ほど試行錯誤を続けたという。
「あぐー焼きまんじゅう」(4個600円)と「牛肉焼きまんじゅう」(4個800円)は調味料の自家製の唐辛子みそやごま油に漬けたニンニクを付けることで「味変」も。
また、ノリや卵を使用したスープやねぎ油であえたザーサイの小鉢などの日替わりメニューをプラス200円で楽しめる。
今後は、大皿料理の提供も検討しているという金城さん。「焼きまんじゅうは伝統的な軽食の一つ。中国と食文化が似ている沖縄でも人気になってほしい」と力を込めた。(北部報道部・吉田光)
【お店データ】営業時間は午前11時~午後2時、午後5~9時。火曜定休。3台駐車可。電話0980(59)7966。

【地図】黄記老吉生煎包(ラウジスンジェンバウ)
