2026年05月28日(木)20:44 pm
記事要約
・アロンソが空気式ランバーサポートの不具合に苦しみカナダGPをリタイア
・アストンマーティンの特殊サポート構造が判明し、背中の保護目的だったことが明らかに
・ホンダが燃焼改善と信頼性向上へ向けたアップグレード開発を進行
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フェルナンド・アロンソが、アストンマーティンのコクピット内に“隠された”空気式ランバーサポートシステムを搭載した状態でレースをしていたことが明らかになった。
そのシステムが、カナダGP週末にトラブルを起こした可能性があるという。
スペインの日刊紙『Marca』は、アロンソがモントリオールで「痛みを止める必要があった」と訴えてリタイアした後、この特別なシートシステムの技術的な詳細を新たに報じた。
44歳のスペイン出身であるアロンソは、ここ数シーズンにわたり腰や背中の問題に悩まされてきた。
『Marca』によれば、アロンソのアストンマーティンのシートには、空気弁とチューブを通じて作動する特注の空気式ランバーサポートクッションが組み込まれているという。
整備士たちは、セッション前にこのシステムを調整している様子がたびたび目撃されている。
報道によれば、このクッションは血圧計のカフのように作動し、アロンソが望む硬さと脊椎サポートに達するまで膨らませる仕組みだという。
「彼の整備士が2つのアクチュエーターと2本のエアチューブを扱っている様子が確認できます」と『Marca』は説明した。
「つまり、2つのクッションが存在し、それぞれ背中の両側に配置されている可能性が高いということです」
■アロンソを苦しめた“空気式サポート”の不具合か
このシステムは、現行のF1マシンが生み出す激しい縦方向の衝撃や振動、特に路面の凹凸が激しいサーキットにおいて、アロンソの脊椎を保護する目的で導入されている。
カナダGPでリタイアした後、アロンソは週末を通じてシートポジションに大きな問題を抱えていたことを認めた。
「1周ごとにどんどん不快感が増していました。シートポジションがまったく合っていませんでした。ポイント圏外で、ポイント争いからもかなり後方にいましたし、雨の可能性もありませんでした。だから痛みをこれ以上悪化させないためにリタイアを決めました」
『Marca』は、この問題について、空気式サポートシステムのエア漏れ、もしくは金曜のSQ1でアロンソが壁に接触した際のダメージに関連している可能性を指摘した。
「はい、いくつか調整を試みましたが、うまくいきませんでした」とアロンソは認めた。
■ホンダエンジン改善へ、アストンマーティンにも前進の兆し
一方で、アストンマーティンとホンダは、2026年シーズンの厳しいスタートから、少しずつではあるものの改善の兆しを見せ始めている。
アロンソは、モナコGPがこのパッケージにやや適したコースになる可能性があると語った。
「エンジン性能の重要性が少し下がります。だから、少しは希望が持てるかもしれません」
ただし、すぐに劇的な改善が訪れるわけではないとも警告している。
「(トップから)3秒遅れているという根本的な問題は、エンジン出力の向上と、シーズン後半に投入される空力パッケージの導入によってしか解決できません」
また、ホンダF1トラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアの折原伸太郎氏も、アップグレードがすでに開発中であることを明かした。
「どこを改善すべきかは分かっています。燃焼効率の改善が必要ですし、その方向性も把握しています。燃焼性能を改善するアイデアがあり、データ上でもポジティブな兆候が見えています」
さらに折原氏は、信頼性の向上と摩擦の低減も大きな課題だと説明した。
「シーズン終了まで待つという話ではありません。夏休み期間中には、何らかの前進を見せられるはずです。」
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