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自由で開かれたインド太平洋(FOIP)の実現に向けた日米、インド、オーストラリア4カ国の協力枠組み「クアッド」の首脳会合は、もう2年近く開かれていない。インドが主催するはずだった次回会合は、開催のめどが立たないままで、加盟国で早期実現を求める声が上がっている。
インド外交筋によれば、クアッドの外相会合は今月下旬にインドで計画されている。ルビオ米国務長官らが訪印する見通しだ。外相会合は次回首脳会合までのつなぎとなる。
第2次トランプ米政権は昨年1月の発足直後、ワシントンでクアッド外相会合を主催した。約半年後にも開いており、覇権主義的行動を強める中国を抑え込む枠組みとしてのクアッドの有用性をトランプ氏が無視しているわけではない。
しかし、トランプ氏の目が向く先はいま、中東だ。イランとの戦争をうまく終わらせるために、インドと敵対する仲介国パキスタンを通じた交渉に懸命になっている。今月には中国で習近平国家主席との首脳会談も控えており、米中間選挙を見据えた外交での優先事項はこの2つだろう。
ランプ米大統領と中国の習近平国家主席=2025年10月、韓国・釜山(AP=共同)
停滞はメリットなし
クアッドの首脳会合が前回開かれたのは、バイデン米民主党政権下2024年9月のデラウェア州ウィルミントンだ。インドはこれに続き、ホスト国として昨年秋にトランプ新大統領を迎えて首脳会合を開きたかったが実現しなかった。
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筆者:岩田智雄(産経新聞)
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2026年5月7日産経ニュース【インド太平洋考】より
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