〔写真〕お団子ヘアもかわいい! 笑顔はじけるユ・ヒョンジョのショートパンツ姿

昨年の韓国女子ツアー年間ポイントランクで1位(シーズン大賞)に輝いた“女王”が、日本ツアーに初参戦する。21歳のユ・ヒョンジュは、「韓国の先輩にはコースがすごく難しいと言われたけど、実際に回ると確かに難しい。あまり欲張らず、日本の選手たちのプレーを見て勉強する気持ちで挑みたいです」と笑みを浮かべた。

『前年度12月31日時点のロレックスランキング上位50位までの者』という資格で、このメジャー大会に出場する。公私ともに日本を訪れるのは「初めて」。ゴルフ場の雰囲気ひとつとっても、韓国とは異なる。「かなり難しい印象もあるけど、いい経験を積めると思って、あまり欲張らずに挑みたい」。チャレンジャーの気持ちで臨む。

だが、その謙虚な言葉とは裏腹に実力は折り紙付き。2023年にプロ転向を果たすと、翌年には韓国のメジャー大会「KBファイナンシャルグループ」でツアー初優勝を挙げた。さらに昨年は同大会を連覇。今季も先週行われた「The 1st DB女子選手権」で通算3勝目を手にして、日本にやってきた。「時間もギリギリで正直なところ疲れは抜けていないんです」とも話すが、世界ランキングも45位まで上げている、まさに“刺客”。昨年は「全米女子オープン」に出場し36位という成績も残している。

“学びたい”と話す日本選手のプレーを見て目を奪われたのは、巧みな小技。「韓国の選手はスイングに集中する印象があるけど、日本はそれだけでなくグリーン周辺がすごく上手。そこを攻略することを学んできているんだと感じる。個性が違いますね」。2勝した韓国のメジャーコースと比べると、「アンジュレーションが強い韓国のグリーンと異なり、日本のグリーンは速いし、こっちの方が難しい」とも話す。

受け答えからは落ち着いた雰囲気も感じさせるが、母国ではツアーの顔役ともいえる広報モデルも務め、『ハッピーキャット』という愛称で人気を集める選手のひとり。インターネットに出てくる同名のキャラクターに似ていることから、ファンたちの間で広まったその呼び名については「好きです」と、すっかりお気に入り。ただ、170センチの長身から繰り出される今季平均飛距離245.4386ヤードのショットは、とてもパワフルだ。

初めての日本で楽しみにしているのは「コンビニ制覇」。SNSやYouTubeで情報として見る日本のコンビニが、ずっと気になっていたのだという。「昨日もパンをたくさん買って食べました。ずっと日本に行ってみたいと思っていたし、試合はあるけど、エンジョイしたいですね」と話す時の表情は、とても明るい。

24年は当時アマチュアだったリ・ヒョソンが優勝し、昨年も申ジエが制覇と、直近2年間は韓国勢の勝利が続く大会。“母国3連覇”への意識を聞かれた時も、「私じゃないと思います」と笑った後に、「日本はとても素晴らしい選手が多い。どういう結果になるかは分からないけど、私は出場できることに意義を感じて挑みたい」と続けるなど、その言葉はどこまでも謙虚だ。韓国の女王が日本でベールを脱ぐ。(文・間宮輝憲)

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