
沖合にとどまるクルーズ船 カボベルデから4日撮影 REUTERS/Stringer
[5日 ロイター] – ネズミなどの齧歯類が媒介する「ハンタウイルス」の感染疑いが出ているクルーズ船について世界保健機関(WHO)が4日夜、2人について感染を確認し、5人が感染の疑いがあると明らかにした。
WHOの発表によると、7人のうち3人が死亡、1人が重篤、3人が軽症。
当局によると、死亡したのはオランダ人夫婦とドイツ人1人。英国人1人は下船し、南アフリカで治療を受けている。
最初に発症したのはオランダ人男性で、船がトリスタン・ダ・クーニャに向かう途中の4月11日に死亡した。
クルーズ船運航会社オーシャンワイド・エクスペディションズによると、遺体は4月24日まで船内に置かれ、英領セントヘレナ島で本国への搬送のために妻とともに下船した。その3日後、男性の妻も体調を崩し死亡した。さらに英国人乗客が「重篤な状態に陥り、南アフリカで医療機関に搬送された」という。
南アフリカ当局は、ヨハネスブルグの病院で治療を受けている英国人がハンタウイルスの陽性反応を示したと確認した。オランダも、死亡したオランダ人女性のウイルス感染を確認している。
問題のクルーズ船「MVホンディウス」はアフリカ西岸沖の島国カボベルデ沖にとどまっている。カボベルデ当局は、クルーズ船の入港を許可していない。
運航会社は「船内の雰囲気は引き続き落ち着いており、乗客もおおむね冷静だ」と述べた。同社は乗客の検査と下船に取り組んでおり、スペインのラスパルマスかテネリフェへの寄港を検討していると説明した。
Track of the expedition cruise ship Hondius. Source: MarineTraffic
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