鹿児島市の山形屋で開かれている北海道物産展。多くの人が訪れていました。来年度は西郷隆盛の生誕200年、没後150年の節目ですが、実は、北海道物産展の会場に明治維新の原動力にもつながった“あるもの”がありました。

(磯脇琢磨キャスター)
「山形屋で行われている初夏の北海道物産展。会場には北の味覚を求めて今日も開店前から行列が作られています」

 鹿児島市・山形屋の「初夏の北海道物産展」は20回目。海の幸をふんだんに使った弁当に、豪快なステーキ弁当。夏にぴったりのソフトクリームも。鹿児島にいながらも北の大地の魅力を楽しめるとあって、多くの人でにぎわっていました。

(客)
「日常で楽しめないものがあるから、こういう機会でおいしいものが食べられてうれしい」

(客)
「4万円くらい買った。あそこのホルモン店、すごくおいしいんですよだから毎回買う。もうちょっと近ければね…北海道行きたいです」

初夏の北海道物産展は第1弾が4月29日で終了し、店舗の入れ替わりもあって5月1日から第2弾が始まります。

(磯脇琢磨キャスター)
「北の恵みに強烈に惹かれる北海道物産展。この北海道と鹿児島のつながりは、最近のものだけではありません。実はこの昆布も約150年前、鹿児島の歴史とも深くかかわっていたと言います」

 薩摩藩は江戸時代の後期、蝦夷地、現在の北海道でとれた昆布などをひそかに仕入れ、琉球王国を通じて中国へと輸出していました。

 こうして得た資金は、薩摩藩の財政を支える柱の一つになっていたと言います。

(利尻屋みのや・西本めぐみさん)
「献上昆布と言われていて、お米がとれない分、幕府に献上していたのが昆布や海産物が主。北海道から大阪に行き、そして沖縄にたどり着いて売られて行った。そこから中国に行ったという説がある」

 明治維新の立役者、西郷隆盛が生きた時代、薩摩の経済の土台の一つにあったのが遠い北の海の恵み。交易で得た資金を元に薩摩藩は力を蓄え、明治維新を成し遂げました。

 鹿児島にいながら楽しめる北海道の味覚。背景にある鹿児島との歴史も感じながら、味わってみてはいかがでしょうか。

 「初夏の北海道物産展」第2弾は、5月1日から5月6日までの開催です。

 KYTでは今後も、「せごどんプロジェクト」の一環として西郷さんにまつわる様々な取材を続けていきます。

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