
写真はジミー・キンメル氏。3月15日、米カリフォルニア州ロサンゼルス・ハリウッドで撮影。 REUTERS/Mike Blake
[ワシントン 27日 ロイター] – トランプ米大統領は27日、ABCテレビと親会社ウォルト・ディズニー(DIS.N), opens new tabに対し、深夜トーク番組司会者のジミー・キンメル氏を降板させるよう求めた。先週放映されたホワイトハウス記者会の夕食会を題材にしたパロディーを問題視した。
このパロディーは夕食会前の23日に放映されたもので、キンメル氏がメラニア大統領夫人について「未亡人になることを待ち望んでいるような輝きを放っていた」と述べていた。
25日に開かれた夕食会では、武装した男が警備を突破しようと大統領警護隊(シークレットサービス)に発砲したとして逮捕され、殺人未遂などの容疑で訴追された。大統領夫妻は無事だった。
トランプ氏はこれまでも、自身に批判的なコメディー番組や報道番組を打ち切るよう放送局に繰り返し圧力をかけ、放送局の免許剥奪に向けた措置を取るよう規制当局に求めてきた。
トランプ氏は今回のパロディーについて「許容範囲をはるかに超えている。ジミー・キンメルはディズニーとABCによって直ちに解雇されるべきだ」と語った。またメラニア夫人も、キンメル氏の発言は米国の政治的病理を深めていると批判し、「もうたくさんだ。ABCが立ち上がるべき時だ」と主張した。
一方、キンメル氏は27日の番組で、ジョークが曲解されたとし「夫が間もなく80歳になり、夫人は私より若いという事実についての軽いジョークだった。どう解釈しても暗殺をあおるような発言ではない」と述べた。
また、メラニア夫人にも「憎悪や暴力を助長するような言葉は拒絶すべきだという点には同意する。それを和らげるために最初に取り組むべきは、あなたの夫とそのことについて話し合うことだ」と訴えた。
夕食会での発砲事件については同情を示しつつも、自身の冗談が事件発生に何らかの影響を与えたとの見方は否定した。
キンメル氏を巡っては、昨年9月に起きた保守活動家チャーリー・カーク氏の射殺事件を巡り不適切な発言があったとして、連邦通信委員会が番組打ち切りを求め、ABCが番組を一時休止していた。
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