
ディープシークのロゴ。2025年1月撮影。 REUTERS/Dado Ruvic
[ワシントン 24日 ロイター] – 米国務省は、人工知能(AI)新興企業ディープシークを含む中国企業による米AIモデルの不正利用の横行について、諸外国に認識を広げるよう在外公館に指示した。ロイターが米外交公電を入手した。
24日付の公電は在外公館に対し、各国の当局者と「敵対勢力による米AIモデルの抽出・蒸留に関する懸念」について話し合うよう指示している。また、中国側にも抗議文書などを送り、問題を提起したと記されている。
AIの「蒸留」と呼ばれる手法は、既存の先端AIモデルが出力したデータを新たなモデルに学習させ、短時間で安価に高度な能力を実現する。
ロイターが2月に報じたところによると、対話型AI 「チャットGPT」を手がける米オープンAIは下院の中国特別委員会に対し、ディープシークがオープンAIなど米主要AI企業を標的にしてモデルを複製し、自社AIの学習に利用していると警鐘を鳴らしていた。
在米中国大使館は24日、AI不正利用の非難は根拠がないとの立場を改めて表明した。
ホワイトハウス当局者は23日、中国が米国のAI研究機関の知的財産を「産業規模で盗用している」と非難する文書を公表していた。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

