ハンガリー、対ロ制裁とウクライナ融資阻止の構え きょうEU外相会合

 ハンガリーのシーヤールトー外相は23日、同国はウクライナに対し、ドルジバ・パイプライン経由の石油輸送を直ちに再開するよう求めており、これが実現するまで欧州連合(EU)の対ロシア追加制裁措置や対ウクライナ融資を阻止すると述べた。ハンガリー・サースハロンバッタのパイプライン施設で2022年5月撮影(2026年 ロイター/Bernadett Szabo)

[ブダペスト 23日 ロイター] – ハンガリーのシーヤールトー外相は23日、同国はウクライナに対し、ドルジバ・パイプライン経由の石油輸送を直ちに再開するよう求めており、これが実現するまで欧州連合(EU)の対ロシア追加制裁措置や対ウクライナ融資を阻止すると述べた。

ロシアの原油を運ぶドルジバ・パイプラインを巡っては1月にウクライナがロシアの攻撃で設備が損傷したと発表し、ハンガリーとスロバキアへの輸送が停止している。スロバキアとハンガリーは、長期にわたる供給停止はウクライナの意図的措置だと非難している。

欧州連合(EU)は23日、外相理事会を開く。シーヤールトー氏は「今、ボールはウクライナ側にある」と述べ、ウクライナが政治的理由から意図的に石油輸送を停止していると改めて主張した。

同氏は20日、石油輸送が再開されるまで、EUの900億ユーロの対ウクライナ融資を阻止すると述べた。スロバキアのフィコ首相は21日、ウクライナが23日に石油供給を再開しない場合、ウクライナへの緊急電力供給を停止する措置を取ると述べた。ハンガリーも同様な対応を取る方針。ウクライナ外務省は21日、両国の「最後通牒と脅迫」を非難した。

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