つながることを大切に

神奈川県生活協同組合連合会

代表理事会長

當具 伸一 氏

 2025年は国連の定めた「国際協同組合年」でした。12年に続き、同一の国際年が2回制定されることは異例です。国連は30年までのSDGsを掲げていますが、目標達成の上で協同組合が果たす役割は大きいと認識されているのでしょう。

 当連合会は地域購買生協、職域生協、医療生協、大学生協、共済生協など32の生協で構成されています。また、当連合会を含めた「かながわCo-ネット」(県協同組合連絡協議会)があり、農協、漁協、森林組合など86組織で、国際協同組合年の取り組みを進めてきました。緩やかに手をつなぎ連携を深めています。

 平和活動にも力を入れています。昨年は戦後80年でもあり、「被爆80年のつどい」を開催しました。活動の先頭に立ってきた被爆者の方々へのねぎらいと、多くの人が「平和について考えるきっかけ」になればと開催しました。

 生協は組合員の暮らしに貢献することが第一義的な役割ですが、地域に出て、社会の中で役割を果たそうという考えが共通してあるように思います。最近は災害も増えています。「生協の父」といわれる賀川豊彦は関東大震災の救援活動を行いました。阪神・淡路大震災の際にはコープこうべが被災者支援に大きな役割を果たしました。能登半島地震でも社会福祉協議会と地元生協が協力して支援の窓口になってきました。

 本年大切にしたいのは「つながる」ということです。米国、ヨーロッパでは社会の分断が深刻です。考えが違う人を排斥する風潮を心配しています。よりよい社会をつくろうと協力し合うのが民主主義なのではないでしょうか。いろいろな団体とつながる1年にしていきたいと思っています。

横浜市港北区新横浜2-6-13 新横浜ステーションビル9階

☎045-473-1031

https://coopkana.jp/

(企画・制作=神奈川新聞社クロスメディア営業局)

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