トランプ米大統領が5日に国防総省の名称を戦争省へと変更する大統領令に署名する。ホワイトハウス高官が匿名を条件に明らかにした。米軍の強さをより強調するというトランプ氏のかねてからの意向に沿ったもので、1940年代以降、使用されていなかった旧名称への回帰となる。
関係者によると、米国防総省の本庁舎(ペンタゴン)内の記者会見室の名称は「ペンタゴン戦争別館(Pentagon War Annex)」に変更される。国防総省の公式ウェブサイトや看板も改められるという。
この計画はFOXニュースデジタルが先に報じていた。
トランプ氏は海外での戦争終結に取り組んだ実績を強調し、自身はノーベル平和賞に値すると主張しながらも、長期にわたり国防総省の名称変更を検討してきた。SNS上では、ヘグセス国防長官を「戦争長官」と呼び、国防総省の名称を変更すべきかフォロワーに問いかける投稿も繰り返している。

大統領執務室でのトランプ大統領(8月25日)
Photographer: Al Drago/Bloomberg
ヘグセス氏はFOXニュースデジタルの報道をX(旧ツイッター)で共有し、新たな省名に言及。4日に実施したジョージア州フォート・ベニングでの講演では「明日から私の肩書が少し変わるかもしれない。様子を見よう」と語り、改称を示唆していた。
国防総省の正式な名称変更には議会の承認が必要になる可能性がある。
1947年に制定された国家安全保障法により、1789年創設の戦争省が海軍省や空軍省と統合され、国家軍事機構が発足。1949年の同法改正で国防総省へと改称された。
原題:Trump Moves to Rename Defense Department as Department of War(抜粋)
