公開日時 2025年09月01日 18:01更新日時 2025年09月01日 19:57

乾式貯蔵施設、住民の意見聞いて 反対派が福井県議会に陳情書提出

 使用済み核燃料の乾式貯蔵施設に関する陳情書を提出する市民団体のメンバー=1日午後、福井県庁

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共同通信

 原発に反対する福井県などの二つの市民団体は1日、関西電力が同県の高浜原発などで建設を計画する使用済み核燃料の乾式貯蔵施設に関する陳情書を福井県議会議長宛てに提出した。建設の事前了解をしないことや、京都府や滋賀県を含めて原発30キロ圏内の住民向けに説明会を実施し、意見を聞くことなどを求めている。青森県の再処理工場の完成予定が延期され続けていることを踏まえ、慎重な議論を訴えた。

 「原子力発電に反対する福井県民会議」と「避難計画を案ずる関西連絡会」のメンバー15人が福井県庁を訪れ、担当者に手渡した。

 関西連絡会の陳情書は、搬出先となる中間貯蔵施設の候補地が明示されていないことから「地元が核のごみ捨て場になる可能性がある」と指摘した。福井県民会議の代表委員で同県小浜市の住職中嶌哲演さん(83)は記者団に「立地地域だけでなく、電力消費地の関西の人々も含めて問題を共有するべきだ」と憤った。

 関電は先月29日、乾式貯蔵施設の使用済み核燃料について、遅くとも2035年末までに県外の中間貯蔵施設に搬出を開始する方針を説明。具体的な場所は明らかにしなかった。

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