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2025年8月21日 19:57

「お米が投機商品みたいになっている」 過去最高の概算金に富山県内業者らの反応は…

新米の販売価格を大きく左右するのが、今年収穫されるコメについてJAが生産者に前払いする概算金です。

JA全農とやまはおととい、今年の概算金を示しました。1等で60キロあたり富富富が税込み2万6800円、主力品種のコシヒカリが2万6000円です。
いずれも過去最高、そしてこれまでコシヒカリより低く設定されていた早生品種のてんたかくなども初めて同額になりました。

「コメがまた高くなる」生産者は驚きと不安

籾を入れる音「ザーッ」

射水市の農事組合法人あしつきの郷でも、きょう、てんたかくの出荷準備が行われていました。

代表理事の高橋さんは、全農とやまが示した概算金の高さに驚いたといいます。

あしつきの郷・高橋隆之代表理事
「農協さんも必死やなと。ある程度高くして、生産者のほうに持っていかないと出荷してくれないよ と言うことが、裏の背景にあるんじゃないかなと」

生産者にとっては歓迎だとする一方…

あしつきの郷・高橋隆之代表理事
「僕がものすごく心配しているのは、コメがまた高くなるんじゃないかなと。この競争が激しくなって、ほんとに消費者がどんどん離れていくような気がしてならないのでもうちょっと落ち着いて、コメの値段というのは安定してほしいですね」

「お米が投機商品みたいになっている」民間業者は競争激化を懸念

一方、射水市でコメを販売している大門食糧の米澤社長は、富山と同じコメどころの新潟や福井ではコシヒカリの概算金は3万円前後が提示されていて、それに比べて価格が安い富山は、民間業者との買い取り競争に負けるのではないかと見ています。

大門食糧 米澤治夫社長
「富山米の位置づけは、新潟に次ぐお米が富山米になっていますから。だから新潟が3万円で買取なら富山でも(コシヒカリは)3万円か3万円に近い数字でなければならないと思いますよ」
「何かお米がね、投機商品みたいになってしまっているね」

関係者は概算金の上昇でコメの買い取り競争の激化が続くことを懸念しています。
このあと収穫を迎えるコシヒカリへの影響も心配されます。

最終更新日:2025年8月21日 19:57

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