カナダ最大の航空会社エア・カナダは、年末までの業績予想を撤回した。客室乗務員のストライキにより数百便が運航停止となったことが理由。

  エア・カナダでは16日に客室乗務員およそ1万人がストに突入。航空便の運航が停止され、夏の繁忙期であるこの時期に1日当たり約13万人の旅客に影響が及んでいる。労働組合は賃上げに加え、乗客の搭乗時など機体が動いていない時間帯の業務に対する補償を求めている。

  エア・カナダは18日の声明で、「労働争議の影響および、それに伴う運航への影響を踏まえ、エア・カナダは2025年7-9月(第3四半期)および通期の業績見通しを撤回する」と説明した。

Air Canada Flight Attendants Go On Strike, Grounding Flights

ストを行うエア・カナダの客室乗務員および支持者(8月16日、トロント・ピアソン国際空港)

Photographer: Arlyn McAdorey/Bloomberg

  カナダ連邦政府は16日、カナダ労使関係委員会(CIRB)に介入を要請。従業員に職場復帰を命じた上で、仲裁に付すよう求めた。エア・カナダは17日夜の運航再開を予定していた。

  だが客室乗務員を代表するカナダ公共労働組合(CUPE)はCIRBの職場復帰命令に従わず、政府がスト終結のために用いている「第107条」と呼ばれる法的手続きの「撤廃」を望む考えを表明した。

  CUPEのエア・カナダ部門の代表を務めるウェスリー・レソスキー氏は、17日のビデオ通話で、「われわれが団結すれば、全員を解雇することはできない」と言明。「われわれの後ろには大きな全国規模の労組がついている。われわれの大義を全面的に支援しているほか、第107条のプロセス撤廃を完全に支持している」と述べた。

  17日時点でエア・カナダは、18日夜に運航を再開する意向を示している。

原題:Air Canada Pulls Forecast, Citing Flight Attendants’ Strike (2)(抜粋)

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