(CNN) ウクライナの首都キーウでは、ロシアとの和平合意の一環としてウクライナが領土を放棄しなければならないという考え方を拒否する声が出ている。
キーウ在住で演劇専攻の大学生、アンナ・モシナさん(22)は、首都中心部の「独立広場」に設けられた戦没者追悼の場を訪れた。
モシナさんの50歳の父親は3カ月前、ドネツク州の前線で戦死した。ドネツク州は、ロシアのプーチン大統領が和平の条件としてウクライナに放棄を求めている州のひとつだ。
モシナさんは「父の夢は、東部やクリミア半島を含めたすべての国境を守り抜くことだった。それは私の夢でもあり、父の夢でもある」と述べ、ウクライナは兵士たちが命をかけて守った領土を決して手放さないと言い添えた。

大学生のアンナ・モシナさん/Rebecca Wright/CNN
モシナさんは、ウクライナでは多くの勇敢な人々が領土を守るために戦ってきたとし、「プーチン大統領に領土を明け渡すことには同意しない」と語った。
ウクライナのゼレンスキー大統領は17日、ブリュッセルで、欧州委員会のフォンデアライエン委員長と会談した。
ゼレンスキー氏は会談後の会見で、「ウクライナ憲法は領土の放棄や取引を不可能にしている」とし、領土問題は、ウクライナとロシアの首脳、そしてウクライナと米国、ロシアの3カ国のみで議論されるべきだと述べた。
