
写真はホルムズ海峡を示す地図のイメージ。4月15日撮影。REUTERS/Dado Ruvic
[バンコク 27日 ロイター] – タイ政府は27日、マレー半島南部を横断してインド洋と太平洋を結ぶ物流ルート「ランド・ブリッジ」建設計画を復活させる方針を示した。ホルムズ海峡の閉鎖を機に、タイ近隣のマラッカ海峡を含む物流要衝の脆弱性が浮き彫りになったことで、長く停滞していた計画を進める機運が高まった。
タイのアヌティン首相は同日、シンガポールのチャン国防相との会談で計画の概要を示し、同国に投資を働きかけた。
プロジェクトは推計1兆バーツ(309億7000万ドル)規模。ピパット運輸相は週末、6月か7月に提案を内閣に提示し、投資家を募って第3・四半期にも計画を始動する考えを示していた。
ランド・ブリッジ計画はアンダマン海側のラノーンとタイ湾側のチュンポンに港湾を整備し、全長90キロを道路、鉄道に加えパイプラインなどのエネルギーインフラで結ぶ構想。東南アジアと中東・欧州を結ぶ現行最短ルート、マラッカ海峡の代替ルートとなる。
構想は数十年前からあり、前政権は法案を策定したが、政局混乱や住民の反対で計画は棚上げ状態となっていた。
タイ政府報道官は、シンガポールのチャン国防相が計画に関心を示したと説明した。
インドネシアの財務相は先週、マラッカ海峡を通る船舶から通行料を徴収する案を示して物議を醸し、その後火消しに負われた。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab
