2026年04月28日 16時28分
メモ


EUがAndroidのオープン性を高めるようGoogleに迫り、AIを起動できる音声認識技術など、Androidの主要機能へのアクセスを他社に開放するよう求めたことが分かりました。Googleは「不当な介入」で不要なコストが発生する可能性があると反発しています。

Commission seeks feedback on measures to ensure interoperability with Google’s Android
https://ec.europa.eu/commission/presscorner/detail/en/ip_26_887


Google Faces EU Push to Open Android Ecosystem to Rival AI Services – Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/articles/2026-04-27/google-s-ai-power-over-android-ecosystem-targeted-by-eu

EU tells Google to open up AI on Android; Google says that’s “unwarranted intervention” – Ars Technica
https://arstechnica.com/ai/2026/04/europe-could-force-google-to-open-android-to-other-ai-assistants/

EUは2026年1月27日にデジタル市場法(DMA)の下で開始した仕様策定手続の一環として、Googleに予備的見解を送付しました。この予備的見解は、第三者がAndroidの主要機能にアクセスできるようにするために、Googleが実施すべき措置を提案するものです。

これには他社のAIへ機能を開放することが含まれています。例えばAIを起動する「ウェイクワード」をカスタムしてGoogleの「Gemini」以外のAIを呼び出せるようにしたり、AIで標準メールアプリを操作できるようにしたりするものです。

AndroidではChatGPTやGrokといったAIアプリを簡単にインストールして機能を利用できますが、デフォルトで導入されているGeminiほど多くのデータにはアクセスできません。


EUは「これらの機能へのアクセスを開放することで、EU全域のAndroidユーザーに幅広いAIサービスの選択肢が提供されます」と主張。提案の有効性について確認するため、2026年5月13日までに、公開協議を通じて意見を提出するよう関係各所に求めました。EUは「関係者およびGoogleから提供されたフィードバックを慎重に評価します」と伝えており、受け取った意見により調整される可能性があるとしています。

欧州委員会の技術主権担当副委員長であるヘンナ・ヴィルクネン氏は「急速に進化するAIの状況に対応していく上で、相互運用性がこれらの技術の潜在能力を最大限に引き出す鍵となることは明らかです。これらの措置により、Androidで幅広いAIサービスを利用できるようになり、ユーザーは機能性を犠牲にすることなく、自身のニーズと価値観に最も合ったAIサービスを自由に選択できるようになります」と述べました。

この提案に対し、Googleの上級競争法務顧問であるクレア・ケリー氏は「不当な介入は欧州のユーザーのプライバシーとセキュリティ保護を損なう一方で、不必要にコストを押し上げる可能性があります」とする声明を発表しました。

EUがこの措置の根拠としているデジタル市場法は、7つの主要テクノロジー企業を「ゲートキーパー」として指定し、公正な競争を確保するために厳格な規制を課す法律です。GoogleのほかAppleなどもさまざまな面で対応を迫られています。

Appleが「デジタル市場法のせいでマルウェアやプライバシー侵害の危険性がある」と強く主張するも欧州委員会は「法改正の予定なし」とスルー – GIGAZINE

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