福岡県には9日から線状降水帯が相次いで発生し、各地で記録的な大雨となりました。福岡県・佐賀県では線状降水帯の発生の恐れはなくなりましたが、一夜明けて被害の様子が見えてきました。

■車に乗っている人
「やばい、やばい。」
九州北部を襲った記録的大雨。9日午後11時50分ごろ、福岡県に1回目の線状降水帯が発生しました。
■吉原美樹記者
「午前1時すぎです。この時間になって急に雨が強くなってきました。大粒の雨が地面をたたきつけています。」

その後も、前線の影響で大気の状態が非常に不安定となり、11日朝までに何度も線状降水帯が発生しました。
9日深夜から10日夜にかけて、記録的短時間大雨情報が発表され、福岡県新宮町付近で1時間に120ミリ、福岡県福津市や福岡県宗像市、福岡県久留米市など県内各地で110ミリの猛烈な雨が降ったとみられています。

北九州市若松区の原田川は水位が上がり、激しい濁流となっていました。
■撮影した人
「やばい。なかったよ、こんなの。」
あふれた水は道路を覆い、住宅街に押し寄せていました。

■松永悠作記者
「宗像市のJR赤間駅です。バス乗り場は冠水しています。足首が浸かるほどの水がたまっています。」
宗像市のJR赤間駅前は、一面が冠水しました。
■街の人
「塾で勉強していて帰れなくなりました。今、親を呼んでいます。」
タイヤの半分が浸かるほどの水。宗像市では24時間雨量が400ミリを超え、観測史上最大を記録しました。平年の8月1か月分の2倍を超える雨が、わずか1日で降ったことになります。宗像市内では、至るところで冠水の被害が確認されました。

■松永記者
「あちらではトラックが水没し、動けなくなっています。この場所は、田んぼ、道路、その横に川が流れているのですが、水があふれて境目が分からなくなっています。」

宗像市の住宅街では、冠水した道路でタクシーが立ち往生。複数人で車を押し脱出させようとしていました。
警察によりますと、宗像市と福津市では車の浸水被害が20件以上、確認されたということです。
