2025.07.24
グデア頭像 イラク(前22世紀)
7月26日から、奈良国立博物館で奈良国立博物館開館130年・天理大学創立100周年記念特別展「世界探検の旅―美と驚異の遺産―」が開催されます。
本展は、奈良国立博物館の開館130年、そして同じく奈良の地で知の発信に努めてきた天理大学の創立100周年を記念し、天理大学附属天理参考館の選りすぐりの逸品を一堂に集める展覧会です。世界中から収集された天理大学附属天理参考館の30万点にのぼる膨大なコレクションの中から厳選した作品群と、奈良国立博物館所蔵の仏教美術作品を組み合わせ、人類の約6000年に及ぶ歴史を探求します。
奈良国立博物館開館130年・天理大学創立100周年記念特別展
「世界探検の旅―美と驚異の遺産―」
会場:奈良国立博物館 東・西新館
(奈良市登大路町50番地)
会期:2025年7月26日(土)~9月23日(火・祝)
休館日:7月28日(月)、8月4日(月)、8月18日(月)、8月25日(月)、9月1日(月)、9月8日(月)、9月16日(火)
開館時間:9:30~17:00(入館は閉館30分前まで)
観覧料 一般 1,800円、高大生 1,300円 ※中学生以下無料
問い合わせ:050-5542-8600(ハローダイヤル)
詳しくは博物館公式サイトへ。
展示構成
本展は「文明の交差する世界」、「神々と摩訶不思議な世界」、「追憶の20世紀」の3つの章で構成し、考古資料や民族資料を中心に約250件を展示します。
第1章「文明の交差する世界」
ユーラシア大陸の東西に文明が発祥し、やがてシルクロードが通じることで、文化の活発な交流が進みます。本章ではユーラシア大陸の東西で独自に発祥した文明と互いの交流の有様を、貴重な遺品から紹介します。
緑松石象嵌青銅内玉戈 中国・殷(前13世紀~前11世紀)
伏羲女媧図 中国・トルファン(6~7世紀)
第2章「神々と摩訶不思議な世界」
神や祖霊、精霊への信仰は、古代社会、そして世界の様々な民族の間で重要な意味を持ってきました。そして、それらと密接な関わりを持ちながら人々の死生観も形成されました。本章では、世界各地の神や祖霊、精霊への信仰と、死後の世界に関わる驚異の品々を紹介します。
儀礼用仮面「アワン」 パプアニューギニア(20世紀中頃)
魔女ランダの仮面 インドネシア・バリ島(推定20世紀前半)
金製頭飾 推定ボリビア・インカ帝国期(15~16世紀)
第3章「追憶の20世紀」
世界各地の民族文化は、時代や生活環境に応じた独自の造形を生み出してきました。それらの中には、社会が急速に変容する過程で、失われつつあるものが少なくありません。本章では、現代社会においてはすでに珍しい存在となってしまった、ひと昔前の各地の造形を集めて紹介します。見覚えはないもののどこか懐かしい、そんな郷愁をかき立てる造形の美をお楽しみいただくとともに、その背景にある民族文化の多様性を感じていただきます。
北京の看板(帽子屋) 中国(1940年頃)
戦士の栄誉礼冠 カナダ(20世紀中頃)
本展では、世界でも天理大学附属天理参考館のみが所蔵する稀少な作品や初公開の作品も展示されます。時空を超えた世界探検の旅を楽しめそうな、ユニークな展覧会となりそうです。(美術展ナビ)
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