2025年5月26日 18:03

カビの発生によってサクランボの実が腐る「灰星病」が今シーズン、山形県内の園地で多く発生しているとして、県は適切な対策を呼びかける注意報を発表しました。注意報の発表は21年ぶりです。
「灰星病」はカビの発生によってサクランボの花や実が腐る病気で、短期間に広がることも特徴です。
初期には実に斑点が見られ、腐敗が進むと実全体が茶色となり、表面に白っぽいカビの胞子が見られるようになります。感染した実は廃棄するしかなく、放置しておくと感染が広がる原因にもなります。
県によりますと、例年の調査では発生がほとんど見られませんが、5月19日から22日にかけて最上を除く村山・置賜・庄内で行われた調査では、県内の9地点のうち4地点で赤く色づく前の実に発生が確認されました。
原因について、県病害虫防除所の担当者は「4月下旬から5月中旬にかけて雨が降った日が平年よりやや多く、カビの発生と感染が広がりやすい条件だったと考えられる」と説明しています。
今後も感染が広がり、収穫量に影響を与える恐れがあるとして、県は23日、県内全域に対して注意報を発表し、適切な対策を呼びかけています。注意報の発表は、同じく「灰星病」の発生が多く見られた2004年以来21年ぶりです。
県は園内をよく巡回し感染を早く発見することや感染した実はすぐに摘み取って処分し園地に薬剤を散布すること、感染が見られない園地でも薬剤を散布する間隔が10日以上空かないようにすることなどを呼びかけています。
最終更新日:2025年5月26日 20:06
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