デンソー、今期営業益30.1%増の過去最高予想 市場予測上回る

 4月25日、デンソーは2026年3月期の連結営業利益(国際会計基準)が前年比30.1%増の6750億円になる見通しと発表した。写真は同社のロゴ。2011年5月、愛知県刈谷市で撮影(2025年 時事通信)

[名古屋市 25日 ロイター] – デンソー(6902.T), opens new tabは25日、2026年3月期の連結営業利益(国際会計基準)が前年比30.1%増の6750億円になる見通しと発表した。部材費の高騰や円高の影響はあるものの、合理化努力が寄与するとみており、達成すれば2年連続で過去最高を更新する。トランプ米大統領による関税の影響は織り込んでいない。

会社予想はIBESがまとめたアナリスト19人の予想平均6564億円を上回った。

林新之助社長は決算会見で、トランプ大統領による政策などが「自動車業界や日本全体に大きな影響を及ぼす可能性があり、変化への対応力が求められる新年度となった。先を見通しづらい環境下だ」と説明。今秋をめどに新しい中期経営計画を公表することも明らかにした。

会見に同席した松井靖副社長は、今期の業績予想には「トランプ政策による下振れリスクは一切入れていない」と述べ、関税の影響は税率が確定したら第1・四半期以降に反映していくと説明。関税分は「(自社で)できる限り誠実に圧縮」するとし、それでも吸収できない分は顧客への価格転嫁も検討する考えを示した。

今期の前提為替レートは1ドル=145.0円(前期は152.6円)、1ユーロ=160.0円(同163.7円)、1人民元=20.0円(同21.1円)。

松井氏は、前提為替レートについては「期中での変更も含めながら柔軟に対応していきたいが、やはり円高リスクが高い」と述べた。その一方、法人税の減税やメキシコのペソ安といったポジティブな材料もある可能性にも言及した。

25年3月期の連結営業利益は前年比36.4%増の5189億円で、過去最高だった。

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