ドイツの国内総生産(GDP)は4-6月(第2四半期)に予想に反して縮小した。ユーロ圏でドイツに次いで大きな経済規模を持つ3カ国は底堅い成長を示したものの、ドイツ経済の不振は域内に暗い影を落としている。
ドイツ連邦統計局が発表した4-6月GDP速報値は前期比0.1%減。ブルームバーグが調査した35人のエコノミストのうち、減少を予想したのは1人だけだった。対照的に、フランスとスペインは4-6月の経済成長が予想を上回った。イタリアは前期比0.2%増と、小幅な減速にとどまった。

独連邦統計局によると、同国のマイナス成長は設備や建物への投資減少が響いた。
フランスの4-6月GDPは0.3%増加した。スペインは同0.8%増。いずれも1-3月(第1四半期)と同じ成長率となり、ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値を上回った。
フランスのGDPでは、マクロン大統領が6月9日に発表した総選挙の影響が部分的に表れた。7-9月は五輪による一時的な押し上げがありそうで、仏国立統計経済研究所(INSEE)は経済成長率が0.5%に加速すると見込む。ただ、10-12月には小幅に縮小し、押し上げの一部は相殺されると予想する。
また、スペインが発表した7月の消費者物価指数(CPI、欧州連合=EU=基準)は前年同月比2.9%上昇と、予想を大きく下回った。エネルギーと食料の価格下落で、インフレが著しく鈍化した。

原題:France, Spain Growth Beats Forecasts in Boost for Euro Area (1)(抜粋)
