中国は台湾周辺での軍事演習を2日連続で実施。強く敵視する台湾の頼清徳総統に、過去に例を見ない軍事的圧力を加えた。
「海峡雷霆-2025A」と名付けられた今回の演習は、台湾海峡の中部と南部の海域で行われたと、中国軍の施毅報道官が声明で明らかにした。演習では軍の封鎖能力を検証したほか、港湾やエネルギー施設といった模擬標的への「精密攻撃」も試したという。
人民解放軍は東シナ海で「長距離火力実弾訓練」も実施したと施毅報道官は発表。同報道官はこれとは別に、空母「山東」の艦隊が演習の一環として台湾本島東の海域を航行したと明らかにした。演習は2日に終了したと、中国中央テレビ(CCTV)は報じた。
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台湾の頼政権に対する最新の威圧行動となった今回の演習。前日には多数の戦艦を動員した大がかりな演習が行われた。昨年5月に頼清徳氏が総統に就任して以来、中国人民解放軍は少なくとも7回の演習を実施している。「海峡雷霆-2025A」の第2弾をいつ実施するかは明らかにしていないが、さらなる演習の準備を進めているとみられる。
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台北の空軍記事を視察する頼清徳総統(3月21日)
Photographer: I-Hwa Cheng/AFP/Getty Iamges
原題:China Simulates Port Strikes in Second Day of Taiwan Drills (3)(抜粋)
