ドイツのインフレ率は7月に加速した。欧州中央銀行(ECB)が追加利下げに慎重さを強める材料になる。
ドイツ連邦統計庁が30日発表した7月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同月比2.6%。前月は2.5%だった。ブルームバーグが調査したアナリストは前月と同じペースを予想していた。
エネルギー費用の低下が前月ほど大きくなく、食品価格の上昇圧力は増し、サービスの上昇率は前月から変わらなかった。
ドイツの7月消費者物価指数:表
30日朝方に発表されたスペインのインフレ率は予想を大きく下回った。フランスとイタリア、ユーロ圏の7月のインフレ率は31日に明らかにされる。ユーロ圏のインフレ率は前月と同じ2.5%になると見込まれている。

ドイツ経済が予想外の縮小となるなど域内の経済成長がまだら模様だったことと合わせ、今回のインフレデータはECB当局者が追加利下げの必要性を判断する材料になる。ECB政策委員会メンバーのブイチッチ・クロアチア国立銀行(中銀)総裁は30日、9月会合でははるかに多くのデータが利用可能になると述べた。
今月のECB会合以降に出てきたデータは、フランス、スペイン、イタリアの経済は底堅いものの、ドイツは弱いことを明らかにした。
ドイツ連邦統計庁は変動の大きい食品やエネルギーを除くコアのインフレ率を発表しないが、各州のデータによると、3.3%から3.1%に減速したことが示唆されると、ブルームバーグ・エコノミクス(BE)が指摘した。
原題:Germany’s Inflation Unexpectedly Quickens in Challenge to ECB(抜粋)
(第4段落以降に情報を加えます)
