ドイツ銀行は、その他ティア1債(AT1債)の一部について早期償還見送りを決めた。欧州の金融機関はこれまで、AT1債を総じてファーストコール日(繰り上げ償還できる最も早い日)に償還してきた。

  ドイツ銀は、表面利率4.789%の12億5000万ドル(約1900億円)の債券の早期償還オプションを行使しないと21日に発表した。ファーストコール日は4月30日となっていた。

  償還見送りは、いわゆる「延長リスク」を投資家に意識させることになる。

  ドイツ銀は発表文で償還見送りについて「コール決定に個別に対応し、全ての利害関係者の利益のバランスを取るというアプローチに沿ったものだ」と説明した。

  マドリードを本拠とするヘッジファンド、ロー・インベストメンツ・マルチストラテジーのホセ・モスケラ最高投資責任者(CIO)は、「投資家は、コールは純粋に経済的実現可能性に基づいて行われるべきであることを明確に理解すべきだ」と述べた。

  ドイツ銀は表面利率7.5%の15億ドルのAT1債については4月30日に償還する計画。

原題:Deutsche Bank Decides Against Calling One of its AT1s Bonds(抜粋)

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