カナダのカーニー首相は27日、トランプ米大統領が仕掛ける貿易戦争と自動車関税に対抗する構えを見せたが、新たな報復措置の内容には言及しなかった。

  カーニー首相は対米関係を協議する内閣委員会の緊急会合開催後、オタワで記者団に対し、トランプ大統領が4月2日に詳細を公表するとした「相互関税」の中身に応じて対抗措置を取ると語った。

「われわれは引き下がらない」と話すカーニー首相

Source: Bloomberg

  カーニー氏は14日の首相就任後、トランプ大統領と話していないが、カナダのシャンパーニュ・イノベーション・科学・産業相がラジオ・カナダに語ったところでは、両首脳は28日に会談する予定。

  「米国がもはや信頼できるパートナーでないことは明らかだ。包括的な交渉で部分的な信頼回復は可能かもしれないが、後戻りはできない。次期政権以降の対米関係は根本的に異なるものになるだろう」とカーニー氏は述べた。

  トランプ政権が鉄鋼・アルミニウムなどカナダからの輸入品に課した関税への対抗措置として、同国政府は600億カナダ・ドル(約6兆3300億円)相当の米国製品に報復関税を発動した。

  カナダは自動車を含む950億カナダ・ドル相当の米国製品を対象に来月にもさらに関税を導入する構え。カーニー氏は、現時点では対抗措置を発表せず、トランプ政権がどのような保護主義的措置を来週公表するか見守るのが妥当との認識を示した。

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  「われわれは引き下がらない。力強く対応する。わが国と労働者を守るため、いかなる選択肢も排除しない」と表明した。

原題:Carney Says Nothing Off Table as Canada Plans Tariff Retaliation、*TRUMP, CARNEY TO SPEAK FRIDAY, CHAMPAGNE TELLS RADIO-CANADA(抜粋)

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