日本銀行の植田和男総裁は27日、日銀本店で開いた国際会議で、日銀が掲げる2%の物価安定目標について、「実現に向けて注意深く進んでいくつもりだ」と述べた。追加利上げなどを慎重に検討する姿勢を示したとみられる。
長期金利が一時1・005%まで上昇…12年ぶりの高水準
日銀の植田総裁(5月8日撮影) 国内外の著名な経済学者や中央銀行幹部を招いた会議の冒頭であいさつした。植田氏は、大規模な金融緩和策を3月に終えたことを報告し、「インフレ(物価上昇)予想をゼロ%から押し上げることには成功した」と振り返った。その上で、「(これからは)2%の目標値にアンカー(定着)しなければならない」と語った。
課題として、景気への影響が緩和的でも引き締め的でもない金利水準の見極めを挙げた。植田氏は、「どの中銀にとっても容易ではないが、過去30年にわたり短期金利がほぼゼロに張り付いてきた日本では、特に難しい」と強調した。
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