トラック運転手の労働時間の規制が強化され、1か月余りが過ぎた。対応策として、陸送からフェリーに切り替えたり、複数の運転手がリレー方式で荷物を運ぶ「中継輸送」を導入したりする動きが広がってきた。ドライバーの労働時間は削減されるものの、運送会社の費用は増加しており、荷主からの運賃・料金への転嫁が進んでいない現状もある。(饒波あゆみ)

トヨタ自動車九州、売上高が過去最高1兆5054億円…欧米でHVの需要高まり業績押し上げ

東京九州フェリーに乗船するトレーラー(7日、北九州市門司区で)東京九州フェリーに乗船するトレーラー(7日、北九州市門司区で) 7日夜、新門司港(北九州市)。ヘッドライトをつけた大型トラックやトレーラーが横須賀港(神奈川県)行きのフェリーに次々と乗船していた。

 規制で生じる物流の2024年問題を見据え、東京九州フェリー(北九州市)が新門司―横須賀間で21年7月に運航を始めた。約980キロを21時間で結び、船内にはトラック154台と乗用車30台を積載できる。 同社によると、トラックの利用は半年ほど前から増えている。乗船中は休息時間となり、運転手の労働時間から除外できるため、寺田光徳・新門司支店長は「平日は8、9割が埋まる。今年に入ってからは、積載台数がいっぱいで利用を断る日もある」と説明する。 新門司港で乗船の順番待ちをしていた福岡県内の男性運転手(64)は以前、関東まで陸路だけで荷物を運んでいた。「フェリー乗船中は交通事故の心配がなく、休める。体力的に楽になった」と話した。 1 2 3

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