不時着した遊覧ヘリ(13日午後2時26分、熊本県阿蘇市黒川で)=江崎宰撮影不時着した遊覧ヘリ(13日午後2時26分、熊本県阿蘇市黒川で)=江崎宰撮影 13日正午頃、熊本県阿蘇市黒川の山中に遊覧ヘリコプターが不時着した。乗客で外国人の男女2人(いずれも30歳代)と男性パイロット(50歳代)が腰の骨を折るなど重傷を負った。3人とも意識はある。国土交通省は航空事故と認定。国の運輸安全委員会は航空事故調査官3人を現地に派遣し、14日午後から調査を始める。

 県警阿蘇署や国交省などによると、遊覧ヘリは「
匠(たくみ)
航空」(岡山市)が所有。阿蘇市の観光施設「阿蘇カドリー・ドミニオン」を離着陸場とし、運航している。
 男女は阿蘇山火口周辺を巡る約10分間のコースを申し込み、午前11時50分頃に出発。パイロットがエンジンの回転数の低下に気づき、不時着させた。同社の森岡匠代表は「朝の点検で問題はなかった。早急に原因を究明したい」と語った。 遊覧飛行を匠航空と共同で行っている「ジェットヘリサービス」(阿蘇市)によると、遊覧ヘリは人気が高く、午前中でその日のチケットはほぼ完売するという。事故を受け、当面は運航を停止する。 現場はJR阿蘇駅から南西に約1キロ。近くにある特別養護老人ホーム「阿蘇みやま荘」の職員(35)は「いつもより近くを飛んでいる感じがした。ほかの職員は『バリバリ』という音を聞いており、ここに落ちていたらと思うとぞっとする」と話した。

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