【パリ=阿部雄太】岸田首相は2日午後(日本時間2日深夜)、フランスのマクロン大統領との会談で、自衛隊と仏軍の共同訓練をしやすくする「円滑化協定」(RAA)を結ぶための交渉開始で合意したことを受け、「インド太平洋地域の平和と安定に貢献するものだ。着実に進めていきたい」と語った。フランスのマクロン大統領と岸田首相(2日)=ロイターフランスのマクロン大統領と岸田首相(2日)=ロイター パリでの一連の日程を終え、記者団の質問に答えた。日仏首脳会談は約2時間行われ、両氏は、経済安全保障分野での連携強化や、「安全、安心で信頼できるAI(人工知能)の実現」に向けた協力で一致した。覇権主義的な動きを強める中国や核・ミサイル開発を進める北朝鮮についても意見を交わし、緊密に連携することを確認した。

 首相は会談後、記者団に対し、「緊迫度を高める国際情勢の中で、インド太平洋と欧州大西洋の安全保障を切り離して考えることは困難だ」と強調した。 経済協力開発機構(OECD)閣僚理事会で表明した生成AIに関する国際枠組み創設については、「メンバーとともに、生成AIのリスクに対処するための国際指針や行動規範の実践に取り組んでいきたい」と述べた。

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