吉村昭さんと津村節子さん(吉村昭記念文学館寄託資料)
徹底した取材で『破獄』『
羆嵐(くまあらし)
』などの名作を残した作家の吉村昭さん(1927~2006年)は、取材先や作家仲間、家族に手紙をよく書いた。「吉村昭の手紙」展が15日まで、東京都荒川区の吉村昭記念文学館で開かれ、135点の資料が展示されている。
吉村昭さんと津村節子さんが交わした書簡(津村節子さん蔵) なんと心のこもった美しい文字なのか。胸を打つのは、妻の津村節子さん(95)との手紙だ。吉村さんは学習院大文芸部に所属していた1951年、短期大学部から参加した津村さんと出会い、後に結婚した。 <私は 小説を一生かゝって書いてゆきます だから貴方が 君と小説とは切りはなして考へられないと仰云って下さったこと とても嬉しいのです>(津村さん) <節子と一日中小説を書く日々 それは、僕が生きている日々なのだ>(吉村さん) 生活だけでなく、創作でも深く結びついた2人の深い愛が、時を超えて浮かび上がる。
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