[New門]は、旬のニュースを記者が解き明かすコーナーです。今回のテーマは「口コミ」。

「他の子供たちが遊んでいる間に勉強に励む」米ユダヤ系、少数派でありながら政財界に絶大な影響力

 商品やサービスの評価を利用者がインターネット上に書き込む「口コミ」を活用する動きが企業の間で広がっている。SNSの普及が背景にあり、昨秋には個人の感想と偽って広告宣伝するステルスマーケティング(ステマ)への規制も導入された。利用者には口コミを見極める「目」も必要となりそうだ。「ビミョー」評価87%廃番決定 「『臭いがきつい』『かたい』という多くのご意見をいただき、今回の商品は廃番にすることを決定いたしました」 ディスカウント店「ドン・キホーテ」の運営会社は3月、自社開発商品「やわらか穂先メンマ」の販売終了を発表した。コメントは、自社アプリ内の口コミ投稿機能「マジボイス」に掲載したものだ。 昨年11月に導入したマジボイスは、全国で販売する食品や日用品など約6万点を対象に、客が購入した商品を「いいよ!」か「ビミョー」の2択で評価。改善への要望なども付けられる。穂先メンマは3月中旬時点で、総投票数約500票のうち87%が「ビミョー」と評価していた。 口コミは商品戦略を左右する存在だ。一定数の評価や売り上げ実績などを踏まえ、商品開発責任者らが改廃を決める。検討過程も公開するのが特徴で、吉田直樹社長は「全ての評価をさらけ出し、逐次対応する姿勢を示すことが、結果的に選ばれる店につながる」と語る。 口コミはネット通販の普及とともに存在感を高めてきた。消費者庁の2021年度版の意識調査では、買い物の際に口コミや評価を「重視している」と回答した割合は20~30歳代で約8割に上った。化粧品サイト 1歳単位で検索可能
 消費者は口コミをどう活用しているのか。会員数約910万人の化粧品口コミサイト「
@cosme
」の商品評価は星印の数を0~7の8段階で設定。「よくある5段階だと中間の3に寄ってしまいがち」との理由だ。
 利用者は星の数だけでなく、投稿者の年齢を1歳単位で絞り込んだり、乾燥肌や敏感肌などの特徴に合わせて見たい口コミを探したりできる。自分に感覚の近い投稿者が他にどんな商品を評価しているのかを検索することも可能だ。 運営するアイスタイル(東京)ユーザーコミュニケーション本部の金野綾子部長は「最近はSNSで知った商品が自分に合うか、口コミサイトを『ネガティブチェック』に使う傾向がある。メーカーでない中立的な立場だからこそ本音(の情報)を収集できる」と強みを語る。

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