巨人5―0ヤクルト(セ・リーグ=11日)―― 巨人が今季初の3連勝。六回に小林の適時打で先制し、八回に犠飛で加点。九回に集中打で3点を奪った。菅野は開幕2連勝。ヤクルトは今季初の無得点。 ◇
6回無失点で2勝目を挙げた菅野(11日)=黒瀬祐生撮影 1点のリードをもらった直後の六回、巨人の菅野はここが勝負所と腕を振った。オスナを三ゴロに抑えると、村上、サンタナは連続三振。150キロ前後の速球は威力十分で、最後のカーブにサンタナは手が出なかった。相手中軸を圧倒し、グラブをたたいてベンチへ戻った、かつてのエース。開幕からの連続無失点を13イニングに伸ばした。
序盤から直球が走り、変化球も生きた。丁寧に低めに集め、四回まで1安打。五回二死から連打を許したものの、青木は速球で押し、最後も直球で空振り三振に。「1点もやれない展開だったので中軸はちょっと気を使ったけど、いいピッチングができた」。高橋との投げ合いを見事に制した。 乱打戦になることもある神宮球場。菅野も苦労しており、試合前時点では通算16試合で、3勝7敗とセ・リーグの本拠地で唯一、負け越していた。直近の登板である昨年7月には、6失点して一死しか奪えず、KOされる屈辱も味わった。「ソロホームランはしょうがないぐらいで勝負をしたい」。腹をくくって攻め、嫌な記憶を振り払った。 オフの自主トレでは約1か月間、200メートルのダッシュ10本など連日の走り込みで下半身を鍛え直し、肩の可動域を広げるなど身体を強化してきた。「ここ数年、自分の力が出せなくなってしまったのはさみしいこと。でも、もう一回頑張ろうという気持ちでいる」。復活を期す今季にかける思いは、ひときわ強い。 杉内投手チーフコーチは「直球のスピードが戻ってきて、スライダーも安定している」と目を細める。開幕ローテーションを担ったグリフィンとメンデスが早くも離脱した今、実に頼もしい存在だ。(浜口真実)
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