
Open Houseは静岡市のイベントで、AIやヒューマノイド、JPYCを活用した実証実験を行う。写真=KARAKURI
Open Houseは、10月31日から11月3日まで静岡市で開かれるイベント「未来の祭りラップ」で、AIによる即興ラップに合わせて踊るヒューマノイドの実証実験を実施する。あわせて、ステーブルコイン決済やメタバース連動企画も展開し、地域イベントを先端技術の検証の場として活用する。
ITmediaの29日付報道によると、同社は協賛企業として参加し、AI、ヒューマノイド、ステーブルコイン関連の取り組みを披露する。
Open Houseは28日、東京本社で発表会を開き、主な実証内容を公表した。柱となるのが、AIが生成したラップ音楽に合わせてヒューマノイドが踊るパフォーマンスだ。
観客が提示したテーマをAIがリアルタイムで分析し、韻とリズムを備えたラップの歌詞を生成する。生成した音声に合わせ、ヒューマノイドが身体や腕を動かしてパフォーマンスする仕組みだ。
開発には、日本のAI企業KARAKURIとヒューマノイド開発会社Highlandersが参画した。KARAKURIが歌詞と音声の生成、Highlandersが動作とバランス制御を担う。
使用する機体は、Highlandersが開発したヒューマノイド「N」。全身31自由度を備え、AIで拍に合わせて動作しながら、動きの誤差を補正できるよう設計した。
開発チームは、観客によるテーマ提示からラップ生成までを数十秒以内で処理することを目標としている。騒音や突発的な事象が起こりやすい屋外会場で、AIとロボット制御技術の連携を検証する。
ステーブルコインの実証も行う。来場者は日本円連動のステーブルコイン「JPYC」を使い、路上パフォーマーへの投げ銭や、イベント参加店舗での決済を体験できる。
このほか、Robloxを活用したオンライン・オフライン連動のスタンプラリーや、写真撮影ミッションなどの体験プログラムも用意する。
イベントは、1992年に始まった「大道芸ワールドカップin静岡2026」の一環として開催する。ヒューマノイドの公演は、10月31日と11月1日の2日間を予定している。
Open Houseは今回の取り組みを通じて、先端技術の地域イベントへの導入を進める。あわせて、地域活性化や新たな観光・消費体験の可能性を探る。